tanakajiroの日記

どうすれば明日はもっと面白くなるのか

ポーカー修行@マニラ ~バンクロール管理について~

気がつけばマニラ生活5ヶ月目を迎えました。

半年前からの自分のブログを見返してみると今となっては「?」と思われる内容も散見され、そういうことに気づけるようになったという時点で少しはマシになってきてるのかなと感じる今日この頃です。

 

掲題の件、

ポーカー自体のスキルも大事ですが、バンクロール管理の方がポーカーを続けていく上で重要だなぁーと最近思ったので、そのへんを周りの人の意見と自分の意見を組み合わせながら書いて見たいと思います。

 

まずは先輩方のご意見を拝借します。

 

"キャッシュゲームのバイインとポーカーBRのも比率ですが、 1-3や2-5で100bbMaxで打つなら1BI=300や500の20倍以上でいいけど 2-5の1500Maxや5-10のNoMaxで打つなら1BI=1500や5000~10,000の20バイ以上をBRに持った方がいい。"

"だから、2-5の1500Max打つ人のBRは最低$15,000以上必要で 5-10のNo Maxは大抵みんな5000~10,000くらいで入るからBRは20万ドル以上欲しい。"

社長@LasVegasのドン (@_shachou__) | Twitter

 

"プロでも負けが続くと1000BB負けることがある。

1000BB失って涼しい顔できるようなバンクロールが必要で、それができないならそのレートで打つべきではないんですよねー"

MASATO@マニラ (@masato987123) | Twitter

 

"キャッシュだったらバイイン額の100倍くらいかなー。バンクロール半額になると精神的プレッシャーがきつい。1カ月とかのスパンで考えるなら、1日3BIと考えて20倍くらいでもいいかもしれない"

ハジメ(マニラ在住ポーカーコーチ) (@philcasino) | Twitter

 

つまり、

バイイン額の20倍(短期)~100倍(長期)くらい必要ということを示唆しています

 

バンクロール設定の根底にある意図は負けが混んだ時や勝ちが続いた時にメンタルに影響を及ぼし、正しいプレーがができなくなることを防ぐことです。

『賭けの考え方』にも書いてますが、一番やってはいけないのは負けを取り戻そうとレートを上げることです。バンクロール設定はこれを遠回しに回避するよう仕向けてくれるというメリットがありますし、反対にレートを下げる方向に仕向けてくれるという点でポーカープレーヤーのよき友と言ってもいいでしょう。

 

 

ちなみにマカオ、ソウル、マニラで1カ月ポーカーライフをしようとした時に必要なバンクロールは下記のようになります。※各国のミニマムレートベース

 

マカオ・・・3.2/6.4$ 必要バンクロール:12,800$/month

ソウル・・・1/2$ 必要バンクロール:4,000$/month

マニラ・・・0.2/0.4$ 必要バンクロール:800$/month

 

マカオはさすがに高いですね。覚悟・実力・バンクロール兼ね備えた人しかいけません。一方でマニラ、安いですね~ もう学生でも来れちゃいます。

親にはフィリピンに英語勉強しに行くと言って、修行しに行くしかないですね。

 

ポーカーをギャンブルという側面で見ると、低いレートは興奮も勝った時の喜びも高レートに比べると人によっては劣るかもしれません。一方でルールもゲームの構造も同じなので、スキルゲームという観点では十分に楽しいし、勉強になると私は思ってます。

 

この記事をマニラでバンクロールふっ飛ばして、

宿代踏み倒して夜逃げ帰国したYくんに捧ぐ。(連絡待ってます)

 

※直近の私の状況について

田中くんはさー、結構ポーカーしてるけど、稼げてない時点でアミューズメントポーカーだよねというご指摘を頂いて、アミューズメントポーカープロという称号を最近頂きました。年内にはポーカーマッチョを目指します。

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【中・英・日】火鍋(Hotpot)の野菜メニュー【写真付き】

火鍋は野菜が美味しい。

 

海外の中華料理店のメニューが読めずに困った時用。

 

■香港白菜、HK Pechay

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■菜心、Choysam、サイシン

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■唐生菜、Chinese Long Lettuce

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■西生菜、Baguio Fresh Lettuce、アイスバーグレタス

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■西洋菜、Watercress、クレソン

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■唐蒿菜、Tangho

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■青江菜、Taiwan Pechay、チンゲンサイ

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■黒木耳、Black Fungus、キクラゲ

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山東白菜、Baguio Pechay

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■莧菜、Spinach、ヒョウナ

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■羅白、Raddish、ダイコン

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■芋頭、Taro、サトイモ

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■高麗菜、Cabbage、キャベツ

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■冬瓜、Wintermelon、トウガン

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■南瓜、Squash、カボチャ

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■通菜、Kang Kong、クウシンサイ

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■芥蘭、Kailan、カイラン

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■鮑魚菇、Fresh Abalone Mushroom、オオヒラダケ

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■香菇、Fresh Black Mushroom、シイタケ

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■磨菇、Button Mushroom、マッシュルーム

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■金菇、Goldren Mushroom、エノキ

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■海帯、Seaweeds、コンブ

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■葱花、spring Onion、ネギ

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■大蒽、Onion Leeks、オオネギ

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■芫茜、Yansuy、パクチ

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【結論】ポーカーで生存できるか@マニラ No.25

ついにこの日が来てしまった。

というか、1週間前にきていたのですが、

「で、どうするの?」という疑問に対する答えが見つからず、うだうだと先延ばしにしておりました。身の回りがバタバタしてるし、その答えは6月中に出すということにしておいて、さっさと命題(タイトル)に対する見解を書いていくことにします。

 

■3カ月間の戦いの記録

(1)総合結果

総プレイ時間:208.5時間

総収支:-6,730PHP (-13,330円)

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感想:グラフの形が汚い、痛そう。

序盤はとにかくいろんなところを回った関係で純減してます。

途中の上振れはトーナメント入賞によるものですが、

その後25/50でスランプになってしまい大きくバンクロールが削られてしまいました。

終盤は場所をCODかソレアーに固定して、レートを上げて、

Hit&Away戦略でバンクロールが回復していきました。

が。

原点にはわずかに届かず。。。無念。

 

(2)トーナメント結果

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※メトロカードクラブ(Daily)・・・4位(4750php)

COD(Daily)・・・1位(18900php)

 

感想:トーナメントはやっぱり楽しい。

キャッシュゲームしていて笑顔が出ることは私の場合ほとんどないのですが(余裕がないから)、なんだかんだでトナメはわいわい楽しめます。

ファイナルテーブルで相手が飛んだら、すっとこぶしを差し出して、

健闘を称え、幸運を祈るところなんかはスポーツと同じ清々しさがあります。

国籍は違えどよく同席する相手には自然とリスペクトが生まれるということを身をもって体感しました。ポーカーはスポーツです。

 

(3)キャッシュゲーム結果

a.レート別

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感想:レートが低いほどフィリピン人率が高くなり、よりタイトになっていきます。

そんなタイトなテーブルはレーキの影響も大きく、だから利益を出すのが難しいのだと思います。唯一の黒字レート50/100で打った時はQQでプリフロップ3wayオールイン、下のポケット2名からチップをもらい上ブレただけです。

田中2bet→コール→オールイン(33)

田中コール→オールイン(88)

田中コール(QQ)

このハンド一つ見ても、レートが上がるとよりアグレッシブに、より高分散になってくことが伺えます。

 

b.拠点別

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感想:利益が出せているのはCODとレッツオールインですが、感覚的にCODとソレアーはほとんどレベルが変わらないと思ってます。地理的にも近いですし。むしろソレアーはちょっと勝ちすぎたバカラプレーヤーがふらっと寄ってくれる場所にポーカーテーブルがあるので、美味しいときは無茶苦茶美味しいというのがソレアーです。

キャッシュゲームはスポーツより漁に近いです。なので場所とテーブル選びの方がレート選びよりも大切なのです。

 

c.曜日別

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感想:週末の方が観光客が多くなるので感覚的には利益的です。

とはいえ、大きなトーナメント週間による影響も大きいので何ともいえないです。

 

d.3000php以上勝った/負けた時

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感想:ソレアで分散が大きくなる理由は割と単純で、ドローを降りない人(バカラプレーヤーに多い)と打ちあうことが多いからだと思います。同じレートでもソレアで打つ時はバンクロールを少し大きめにとっておいた方がよさそうです。平均滞在時間からわかるように、勝つ時はサクッと勝つし、負けるときはダラダラ負けるものです。4時間やって、1000php/時ペースで負けているならさっさと帰った方がよさそうです(レート25/50の話)。

 

■ポーカーで生存できるか?

以前のブログで紹介したようにマニラにおける生存コストは2750php/日(6000円程度)です。これを稼ぎだすために必要なのは1カ月20日8時間稼働、25/50で81BB/日を稼ぐことでした。

 

①1カ月20日8時間稼働=3カ月で480時間必要

実際は208.5時間しか稼働できていなかったので、半分以下の時間しかポーカーできていません。理由は単純です。カンコーキャクになっていたからです。せっかくフィリピンにいるんだし、奇麗な海にも行きたいし、エキゾチックなシティーナイトを楽しまずにはいられなかったのです。もし、両者を両立したのであれば、レートを50/100にしないといけませんが、私の実力では当然ながら厳しい。。。

 

②25/50のレートで81BB/日を稼ぐことが必要

稼げてません。というか負けてます。

平均81BB/日を稼ぐということは、勝つ時は160BB/日勝って、負けてもトントンという世界。改めて言うまでもなく、今の実力はここには至っておりませんでした。

 

現実的にまとめると、

マニラでポーカーだけで生存するには

・週5で4時間/日以上の稼働ができる。

・50/100のレートで40BB/日以上の利益を出し続けることができる。

・25/50のレートではほとんどの場合において自分が最も格上の状況であり、

 平均で80BB/日以上の利益をだすことができる。

ということになりそうです。

 

■ポーカーとどう向き合うか。

結果として、私は生存できませんでしたが、

確かにポーカーだけで生存されているプロの方はマニラにはいらっしゃいます。

ポーカーだけで飯が食えるなんてカッケーという発想で、今回の検証に突入しましたが、ポーカーとの向き合い方という点では人それぞれでした。

 

・WSOPでブレスレットをとるまで

・働きながらお金が増える趣味としてのポーカー

・フィリピンまでの交通費と娯楽費を稼ぐためのポーカー

・旅するポーカープレーヤー

・生存するためのポーカー

・参加費1000万円のハイローラーで優勝するための準備

 

私はというと、さんざんやっても、まだ飽きないし、

負けても、バッドビート食らっても、やっぱりポーカーは好きです。

遊ぶだけなら新宿でアミューズメントに通うよりマニラの方がはるかに安く遊べているという考え方もできるけど、それだけでは飯は食えないとう点で、唯一の理由として正当化することははやりできないのです。

一方でマニラは発展途上国としても十分すぎるほど魅力的で、

この熱量が高い場所に身を晒しておくというのも私にとっては悪くない選択なのです。

 

ポーカーとどう向き合い、どこをゴールにするのか。

なぜ、私はマニラにいなければならないのか。

それらを自分の人生の目標に対してどう位置づけるのか。

 

田中は32歳にしてモラトリアム2.0を迎えたようです。

 

とりあえず、3日後にはマニラに戻りますゆえ、

現地の方と語り合いながらゆっくりと考えてみたいと思います。

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

ポーカーで生存できるか@マニラ No.24

鞄を整理していたらこんなもので出てきました。

 

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そう、マネークリップです。

日本を旅立つ際に、現地の通貨はかさばるだろうから。。。

グラインダーっぽく札束をこれにはさんでポーカールームに行きたい。。。

そんなことを考えながら鞄に入れたのは、、、今は昔。。。。

 

マネークリップよ。

 

すまん。

 

今、2枚しかお財布の中にお札がないんだ。

 

2枚じゃお前の胃を満足させることはできない。。。

甲斐性なしで申し訳ない。。。

 

もうちょっとだけ待って欲しい、もう少しで何かが噛み合う。

そんな予感がするんだ。

 

===

先々週から下降トレンドに追い打ちをかけるように

先週末は風邪で寝込んでまったく稼働できず。。。

 

 あ~ こんな嘆いている時間がもったいない!

うだうだ言ってないでポーカーしに行くだ。戦え、俺。

 

グッピー田中は今日はマスターズに泳ぎに行きます。

 

■戦績

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ポーカーで生存できるか@マニラ No.23

最近の負けっぷりですっかり意気消沈しております田中です。

マニラに来て2カ月が経過し、いったん住んでみるという期限の3カ月まであと1カ月となってしまいました。なんか、感覚値的には2年くらいいる気持ちです。

 

 

一カ月後に総合的な判断はするとして、

あと、一カ月で何がしたいのか、何ができるのか、どうすべきなのか

という反省の回にしたいと思います。

 

①ゴールはどこになるのか?

フィリピンのマニラでポーカーで生活することは可能なのか

これはブログの第一回で書いたことだし、

ゴールがずれると失敗も成功もなくなるので改めて引用しました。

そもそもフィリピンで生活費っていくらかかるんだっけ?という話ですが、

・宿泊費 2000円/日

・食費 2000円/日

・交通費 1500円/日

・通信/娯楽/その他 500円/日

合計:6000円/日

これがフィリピンで日本人がストレスフリーに生活するための一般的なコストだと思います。もちろん、人によっては半額くらいまで切り詰めることは可能ですが、、、

現地通貨にして、2700PHP/日、81000PHP/月

 

1カ月20日稼働で、25/50で打った場合、

20day*xBB*50php=81000php

1日当たり81BB稼ぐ必要があります。

 

プロが1時間当たり10BB/hなので、

プロであれば1日8時間、20日稼働でフィリピンで生活を送ることが可能になります。

 

「いくら儲かったか、入賞できたか、は結果であって目標にしてはいけない」

 

と、現地のプロの方々は口をそろえていいます。

 

でも、それはミクロの話で、

マクロ的にはEVをプラスにしないと継続はできないのは自明の事実なのであります。

 

持続的にフィリピンでポーカーを続けるために必要なこと。

それは

レート:10/20で203BB/日

レート:25/50で81BB/日

レート:50/100で41BB/日

を稼ぎだすことになります。

 

②現在地はどこか?

まずは今までの成績を振り返ってみます。

(1)バンクロール推移

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100000phpを基準として、

ジリジリと下がっていき、CODのトナメ入賞で一度浮きますが、

直近の大敗で勝ち分を溶かした様が見てとれます。

 

■28日稼働、通算129時間プレーしました。

平均4.6h/日のプレー時間となります。

※トナメの参加時間は除く。

 

(2)トナメの成績

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今までにサテライトも含め13回参加しました。

集計してみて意外に多いことに気づきました。

一応プラスにはなっているものの、たった一度のトナメで優勝できていなければ余裕でマイナスなので、分散が高いなーと思います。

 

(3)キャッシュゲームの成績

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まずはレート別ですが、全体を通して一様にマイナスが出ています。

分かってはいたのですが、凹みますね。ほんと、祟り神になりそうです。

気づきとしてはレートが高い25/50で負け幅が小さくなっています。

 

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拠点別にみてみると、頻繁に通っているマスタとメトロでマイナスが出ています。

ここではそんなにハイレートでは打っておらず10/20が主体となります。

一方で、ソレアーやCODは25/50というレートで打っています。

 

以上を踏まえると、以下の仮説にたどり着きます。

 

攻略の難易度はレートよりも場所に大きく依存する。

 

 

曜日ごとにも見てみました。

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なるほど、なるほど。週末の方が成績がいいですね。

当然ながら観光客が多くなるからだと思われます。

 

キャッシュゲームは週末が美味しい。

 

というすごく当然な答えがデータからわかりました。

 

マイルストーンの設定と達成方法

命題に対するゴールが1カ月20日8時間稼働、25/50で81BBを稼ぐ。

ではありますが、現在地のとの差分は以下の通り

 

●20日8時間の稼働ができていない。

 →実態は2カ月で28日間129時間稼働

 →トナメを一回3時間として36時間足すと、165時間となり、

  82.5時間/月が現在のプレー時間

 →今の、倍くらい打たないといけない。。。

 

●25/50で81BBを稼ぐ。

 →実態は総合的にみるとマイナスとなっている。

 →ソレアーとCODはプラスではあるものの10BBには満たず。

 

結論としては、今のやり方を続けていては到達はできそうにありません。

 

 

でも、希望がないわけではありません。

切り口によってはこんな私でもプラスEVの瞬間があるからです。

 

ちょっとでも近づけるために以下のマイルストーンを儲けます。

 

 

5月末までに25/50で5BB/時の利益を出せるようになる。

 

そのための方法として

 

●(金)・土・日・月はCODとソレアーに張り付く。

 →バンクロールの15%までリスクを許容する。

  →今であれば12750php/日まで。

●プレー時間はティルトにならない限り、平均して8時間は打つ。

●火・水・木は基本的にオフとするか訓練の日とする。

 →訓練はポカスタか10/20のレートでできる場所で行う。

 

トナメは・・・出たい・・・

それでも、トナメ出たいです。。。。

 

しかし、命題に対する使命として、

350php/参加回数ではどうしても参加を許可するわけにはいきません。

 

とはいえ、せっかく安くトナメに参加できるのはフィリピンの魅力。

よって、バンクロールがプラスになれば、週1でトナメ参加は可能という感じにしてみます。

 

以上、軌道修正案とします。

 

はたして、田中はバンクロールをプラスにできるのか。。。

続く。。。

 

ポーカーで生存できるか@マニラ No.22

やばい、あと1時間でラッシュアワーが始めるので、

30分でまとめるので少々雑になることをお許し下さい。

余語さんの勉強会に引き続き参加させてもらったので、そのメモを共有します。

 

①バブルファクター、トナメにおけるチップの価値について

トーナメントにおけるチップの価値はよって同じではない。

 →チップを全部集めても、1位の賞金は全賞金の一部でしかない。

 →ゼロになっても入賞すればお金がもらえる。

・ショートスタックはバブル付近においては見た目以上に価値がある。

 →ICMという概念でチップから勝率計算が可能

 →アプリがあるけど、それがないならディールは基本NG

・バブルファクターとはバブル時における考慮しなければならない係数

 →バブルファクターが2の時においては、必要勝率33%が50%になったりする。

 →ポッドベッドにコールする場合、通常は1:2だが、2:2になるということ。

 →一般的にバブル付近では1.2~2.2くらいになる。

 →チップのバラツキが大きい方がバブルファクターは大きくなる。

 →トーナメントはフォールドすることに期待値があるときがある。

 →チップリはバブルファクターが小さい

・基本的にあと何人飛んだらインマネかという考え方はNG

 →あと何%飛んだらインマネかを考える。

・APTはプライズが平たいのでバブルファクターは大きくなる。

・サテライトではバブルファクター5とかになることもある。

 

 

②ベッドするか、ベッドサイズはどうするか?

<1>自分より弱い相手

自分より弱い相手とは相手の思考が読める相手のことを指す。

※往々にして人は相手のことを実際より弱く見積もるので注意

 

a)バリューターゲットを決める

自分がTPTKの場合、バリューターゲット(バリューがとれるハンド)はTPTK、ミドルヒット、間のポケットがある。

b)相手がコールできるベッド額を打つ

コールが期待できるベッド額を調整して打つ。相手がザルならばポットショットでもよい。コールが期待できるから。

 

※フロップツーペアの場合

a)バリューターゲットを決める

今度はTPTK、セミブラフもバリューターゲットになる。

強い手が入るほど、バリューターゲットが増える。

b)相手のレンジを考える

相手のレンジの中で、可能性が高いハンドにターゲットを絞る

(相手のハンドはグラデーション状になっていて、色の濃いハンドのイメージ)

c)相手の警報装置の感度を考える

相手に合わせてコールが期待できるベッド額を調整する。

注意すべきは必ずコールがもらえる額をベッドするのが正しいわけでなく、

コール確率×ベッド額の最大化を目指す。

取りこぼしがあってもOK

 

※ブラフはこの逆を考えればよい

 

<自分より強い相手>

負けない戦略(GTO/ゲーム理論)が必要になってくる。

・相手から見たレンジで打つ

・相手に合わせて打つ

→相手によってレンジは調整する。ボタンのコール率とか3Bet率とか。

→プリフロのベッド額は初心者は固定してもいいけど、うまくなったら金額は調整すべき2.5~4BB

・自分のレンジが強くて、相手のレンジが弱い場合はベッドを強くする。

→特に相手のレンジにキャップがある場合で、

 自分にはそのキャップがない場合は強く打ちこむ。

→その場合は強いハンドと弱いハンドを混ぜて打ちこんでも相手はコールするのは難しい=いわゆるポラライズ化

 

③おススメの書籍

Amazon.co.jp: The Theory of Poker: David Sklansky: 洋書

○The Mathematics of Poker

○Caro's Book of Poker Tells (English Edition)

○アグレッシブポーカー トーナメントを制覇しろ

 

 

④ヘッズアップ戦略

・ヘッズでボタンの位置における参加率は88%

・9人テーブルのブラインドヘッズは83.7%程度

 →レイズレンジは21%くらいだけど、そのうち7%くらいはリンプする(罠

・みんなが思ってるほどリンプは悪くない

 →それほど強くない手でリンプするのは理にかなっている

 →テーブルでリンパ―が多い場合、アーリーでのブロードウェイスートは基本的にリンプする

 →AKでもちょっと迷うくらい

 →2betが飛んできたら降りればいいだけ。

・基本的にデッドマネーが多く、ポットが大きかったりするとリンプやコールは多くなる

・リンプの価値が一番大きいのはヘッズアップのボタン

・ボタンから2.5BB飛んできたときのBBのディフェンシブレンジのエッジはJ2sはコール寄り

 →ただし、レイズレンジが6~7割の人に対して。

 →相手によるので、見極めも必要

・ヘッズアップはAハイコールが増える

 

⑤ペアの扱い

・フルリング

 →TPはチェック95%くらい

・ヘッズアップ

 →TPチェックレイズ50%、TPチェックール50%

 →TPTKチェックレイズ75%、TPTKチェックコール25%

 

 

⑥ティルト、メンタルについて

・ティルトになったら飯を食え。

 →飯を食いながら怒ってるやつは見たことがない。

・バッドビートはドラマと考えろ

・ハンドがこないからという理由でレンジはかえるな。

・一般的ななオープンレイズレンジ

 BTN25~35%

 CO20~25%

 HJ18~20%

 MP10~18%

 UTG10%

 

⑦どうやったらうまくなりますか?

・キャッシュゲームをやらないとうまくならない。

 →トーナメントはシチュエーションに左右されて、自分の実力値を把握しずらい

・自分は1年ポーカーやって時給10BBというスコアを出せたからプロに転向した

・テーブルで試すなら600時間はプレーすべし

・オンラインの10面同時打ちよりもキャッシュの方が気づきが多い

 →他の人を観察する機会が多いから

・自分の記録をつけることは必須

 →トナメはバイインに対するリターンで考えるべし。

 

GTO的な考え方について

・○○しすぎている、○○しなさすぎている部分に注目して、

 そこにアジャストしていく。

・例えば、みんなが降り過ぎているテーブルにおいて、

 →ボタンレイズ率を上げてスチールをあげる

 →それに気付いた人はその人に対する3Bet率をあげる

・他の例は、CB率が低すぎる相手には以下の手が有効

 →ドンクする

 →OOPでプリフロコールする

 →CBには素直におりる

・アホな例はブラファーがブラフを見せるのはアホ

 →あと、ブラファーにスナップコールも相手に気づかせる

 →タイトプレーヤーにブラフしてそれを見せるのもアホ

・上記にあげたような相手のスキを見つけることができないということは相手がカクウエであることを意味する

・このように相手の合わせることは自分もバランスから外れることになるのでスキを作ることに繋がる。

 →自分より強い相手とやるときはそのスキを作らないようにする戦略が有効で、

 それがすなわちGTO戦略。

 →でもGTO戦略は最近流行ってるけども、トッププロ対決みたいな場面で意識するもので、一般的なプレーヤーはそこまで意識する必要ないかも。

 

ポーカーで生存できるか@マニラ No.21

今日はAPT会場にて余語葦織さんの勉強会に参加してきましたので、

教えてもらったことをまとめたいと思います。

※体調不良で結局トナメ参加は断念TT

 

①レンジで戦うのであって、ハンドで戦うのではない。

まず開口一番に

「田中さん、相手のレンジを入力して勝率計算できるアプリ持ってますか?」

と聞かれ、

「相手のハンドを入力して勝率を計算するものならもってます」

と答えたところ、

「厳しい言い方ですが、それじゃ、全然ダメですね。」

とのこと。

紹介していたこのアプリケーションです。

Poker calculator TakeEV free

Poker calculator TakeEV free

  • MadApps LLC
  • Utilities
  • Free

play.google.com

 

確かに相手に降ろされた場合、

相手のハンドは分からないわけで、相手のレンジに対する勝率がわからないと降ろされたハンドはもやもやするだけで、どうすべきだったのか反省と改善にはつながらないですもんね。これで、前回降ろされたハンドの勝率を計算してみました。

 

私がAToでミドルから標準レイズ。

BBのルースがコールしてきました。

彼のレンジは広めで30%くらいだとしましょう。

 

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ここで、フロップが開きます。

 

Q72のツートーンです。

 

相手がここで、BBから1/3程度のドンクを打ってきます。

 

さて、フロップを完全にミスしている私はここでコールがすべきなのでしょうか?

 

 

彼が作っている可能性のある役はStaticticsタブで見ることができます。

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ここで、ありえそうなものを選択して、[F]ボタンを押して、

Rangeタブに戻って、勝率を計算します・・・[calc]ボタン

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結果、私の勝率は36.1%なので、降りてもよかったと思います。

ただ、一方で余語さん曰く、安いのならコールしてもOK。これでJかQが落ちればガットがつくし、相手も動きずらくなるから。とのアドバイスをもらいました。

ドンクに対してオリジナルがコール止めというのは弱弱しいプレイでないですか?

と聞いたところ、

「全然問題ない。安いからコールというのは当たり前で立派な理由。オリジナルレイザーは必ず強いなんてことはないので、あまりそこに固執してはいけない。」

とのこと。

これを使って反省していけば、感覚値が身についていくとのこと。

 

②ポーカーというゲームについて

(1)ポーカーで一番稼げるのはどういうときか。

ずばり、ポーカーで一番稼げるのは相手が想定するレンジよりも自分のレンジが小さい時に一番稼げる。その理由は簡単で、相手が自分のバリューベッドにコールしてくれるから。

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うまい人は、これを少ない投資で実現しようとする。

例えば、ゴミハンドは積極的にshowする。

あとは小さいポットでブラフをたくさん試みて、わざとイメージ毀損させる。

 

みんなルースプレーヤーに憧れるけど、彼らがその投資に見合ったリターンを得ることはまれで、ルースプレーヤーに見せかけたタイトプレーヤーがよい。

原則的にタイトにしないと利益は出ないと考えるべき。

 

(2)ポーカーの目的はスタックを増やすことではない。

トーナメントに勝つことも、スタックを増やすことも、本来のポーカーの目的ではなく、結果にすぎない。

「ポーカーとはその場、その場で正しい判断をすることの積み重ねるもの」

 

結果にとらわれて一喜一憂するのは無意味。

トナメは100人いたら99人は飛んでしまうもの。みんなは自分の命を大事にしすぎてるので、プロがガンガンそこに付け込んでいく余地が生まれる。

 

(3)テーブル上で試行錯誤なんてできない。

ポーカーはシチュエーションのゲームで、その場その場で違う答えが出てくる。

思考錯誤をテーブル上でしても、その場の解なんて役に立たない。

1000回試行して、勝ち数を500から505にするのがポーカーで、そういった細かいエッジの積み重ねは実践による試行錯誤では追いつかないし、その場の運に左右されてわからない。勉強は卓の外ですべし。

 

③エフェクティブスタックによってブラフ率の変化させる

ブラフをどのくらいするべきなのかはEffective stack(以降:ES)によってかわってくる。

極端な話、トナメにおいてESが3程度であればどんなブラフも正しいプレイになりうる。

→(確かに感覚的にそうだな)

ただし、ディープになればなるほど、バリューベッドの価値があがってくる。

→(確かにキャッシュでお金が動くときはナッツフラッシュをセットからのフルハウスで叩いたときなんかに激しく動く)

この感覚を頭に入れておかないと、ディープでポットが大きいのに糞ブラフで大金を失ったり、ショートでブラフしなさすぎてジリ貧になったりする。

一般的に、トーナメントの序盤はルースに打って、段々タイトになる人が多いけど、それはまったくもって逆で、キャッシュ的思考のタイトなプレイからトナメ的思考のルースなプレイにシフトしていくべき。だってESは小さくなっていくから。

→(このへんはステップアップポーカーでも同じことを書いてます、でも分かりやすい!)

前述の②(1)で言っていることは、ここで言うところのキャッシュ的思考でプレイしてるのに、相手からみた時にトナメ的思考でプレイしてると思われると、コールがもらえてバリューベッドが本物の価値になるということ。

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③ポジションでメリハリをつける。

「ESが50以上で、自分がBTNいます。自分までフォールドでまわってきました。

 さて、上位何%でレイズいんしますか?」

「私の場合は47.8%です、25%だと少なすぎます。それを35%にするだけで利益的になります」

(タイトであればあるほどいいんだと思ってるのですが。。。)

「ダメです。小銭も拾いにいかないと、それは結局のところ誰かが拾うのです。そのためにはポジションによってメリハリをつけてしっかり参加することも大切です」

「ただし、レーキが高いと、利益が出なくなるハンドもありますので、そういう場合は若干ですがレンジを狭くします」

「マニラはレーキが高いので、マカオとかラスベガスに比べると利益が出なくなるハンドもあります」

(なるほどなー、ポーカートラッカーで自分の利益の出るポジションとハンドを知っておいた方がよさそうだな。)

 

④フロップベッドとターンベッドのバランスを考える

私(田中)は9割くらいCBをうつのですが、よくターンでフロートプレーを仕掛けられて降りてしまっている気がします。弱点があるのでしょうか?

という質問で、プレーを混ぜるということを教えてもらいました。

今までの打ち方はフロップCB率は高く、ターンでさらに打ちこむのはバリューの時だけというパターンが確かに多かったです。

これが相手にばれると、ターンチェックが重大なリークになっているとのこと。

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これを、バリューでも打たないパターンを作ると、

相手もターンでフロートをしかけることは難しくなるなるでしょうとのこと。

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確かに、こうするとわかんなくなりますね。でも実践するのは工夫が必要そう。。。

 

 

⑤悪いドンクと良いドンク。ドンクの使い方。

(1)悪いドンク

ずばり、マージナルなハンドでしかドンクしないのは下手くそなドンクです。

ポーカーにおける最もやってはいけないリークに、

ナッツを持っていないことを相手に知らせるというものがあります。

ミドルヒットとか、トップヒット弱キッカーでしかドンクをしないとばれると、相手に自分は弱いですと教えているようなもの。

みんな結構やっちゃってるけど、これはやってはいけません。

そもそもポジションがない時はチェックが多くなるのは当然で、

ポジションがない人はできればチェックでまわって欲しいと思ってるのです。

その原理原則があることをまずは覚えておくべきです。

 

(2)良いドンク

悪いドンクとは対照的に良いドンクとは強い手を混ぜることをさしますが、

強い手ならなんでもドンクすればいいというわけではありません。

ドンクするには意図と目的が必要です。

a)ケース1

相手のCB率が低すぎる場合、

これはチェックで回すと相手もチェックする可能性が高いような場合です。

それの意味するところは相手にフリーカードを与えてしまうリスクがあるということ。

せっかく自分にハンドがきているのなら、それを事前に守ることが必要。

ただやみくもにドンクを打つのではなく、目的は相手のAハイを降ろすことが大事になるので、打つのならAハイを下せるくらいの60%くらいのドンクを打つべき。

 

※自分は2オーバーガットとかでもドンクをやる価値はある。

※逆に相手のCB率が十分に高い場合、チェックレイズの方が効果的な場合が多い。

 

b)ケース2

強力な手を持っていて、チェックレイズすると相手が降りてしまう場合はドンクで打ち続けることで最大バリューをとれることがあります。

例えばフロップでセットができたとして、

相手のCBに対してチェックレイズしたとします。それでトップヒットをおりれるような相手の場合、相手のCBベッド分しか稼ぐことはできないのです。

一方で、ドンクを先打ちした場合、

トップヒットならコールしてくれるでしょう。

ターン、リバーまでドンクし続けてもずるずるとトップヒットでコールしてしまう人は結構多いでしょう。

(確かにTPTKでハーフベッド打たれ続けたらターンまではコールしちゃいますね)

 

以上、強烈に長くなってしまいましたが今日の勉強会のまとめでした。

余語さん、ありがとうございました。