半年で中国の秋葉原、こと中関村が変貌していた。
半年ぶりに中国北京入りした。
そういえば中関村は今どんな感じなんだろうと思って視察してきた。
半年前とはその生態系がだいぶ異なっていたので、その傾向を推察してみる。
*代表的なショッピングビルを2か所見てきました。
■大きなメーカーの代理店の閉店が目立つ。
結論から言うとSONY,SUMSUNGといった大きなメーカー代理店の閉店が目立った。
以前は眩しすぎる店舗が軒を連ね、
客引きのお兄ちゃんがたくさんいてわいわいしていた。
それが一歩踏み込むともうダメ。全然賑わってない。土曜正午なのに。
大きな店舗で一番ホットなはずの1階のフロアーが閑散としている。
理由を思い切って推測するに、
大きなメーカーの商材はネットで最安値を買えばいいんじゃない?
という思考でユーザーが動いている可能性高いと思う。
いいものの評判はネットで転がってるし、
代理店のスタッフの助言がなくてもどれがいいかわかるし、
そもそも代理費用なしの最安値で買えるからそっちがいいという思考だと思う。
本物しか扱わないネットショップも増えてるし、信頼感も増している印象がある。
有名メーカーの家電はもはやショップで買う時代ではないのかもしれません。
※直営店だと思われる路面店は開店してました(お客さんあんまりいないけど)
※やっぱりSONYが気になっちゃたけど、他も閉店してます。
■小さなショップは品を変え存続している。
2階とか3階フロアーの小さなショップは写真の通り割と賑わっていた。
ただ、扱っている商材が半年前とは異なっている印象を受けた。
以前はあったUSBショップとか携帯ショップがあんまり目立たなくなった。
代わりに「トランシーバー」「マイク」「スピーカー」「カラオケマシン」「監視カメラ」「パソコン、携帯の修理屋」が増えている印象を受けた。
大きなメーカー代理店と対比するならば、小さなショップは専門的な家電商材、言い換えると、ネットで買っても取り付けが一人でできない可能性があるものや、そもそも使い方のレクチャーが必要そうなもの、または専門知識そのものを売る場所になっているのではないだろうか。
誰でも使えるものはネットで買って、レクチャーが必要そうなものはショップを訪ねる。そんな傾向になっている気がした。
■まとめ
・大きなメーカー代理店(1F)は閉店へ
・小さなショップ(2F,3F)は専門的な商材へシフトして生存
きっと小さなショップは1Fにお店を出すほど体力ないだろうから、
しばらく1Fは閑散とすると思われる。
2F,3Fの小さなショップや地域との相性が良く、
体力のある会社が1Fを占拠するときが来るのだろうか。
きっとそれはまったく別の業種な気がするし、それをちょっと期待してる。
■追記
・中国の友人曰く、ネットで買うようになったし、
代理店はニセモノもあるので評判が悪く、買わないとのこと。
・同じく中関村出身のECサイトである京東が代理会社ビジネスを巻き取った模様