tanakajiroの日記

どうすれば明日はもっと面白くなるのか

マニラのポーカープレーヤーを引退します。

サラリーマンの世界によくある退職ブログというものがあるならポーカープレーヤーの世界にも引退ブログもあっていいじゃないか、ということで書いておきます。

あれやこれやで15か月もマニラにいることになるとは。。。

 

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自己紹介も兼ねて時系列で簡単にポーカーキャリア

2015年3月 やすなかむらにテキサスホールデムポーカーってのが面白いと紹介される

2016年6月 新宿のネコカジに通い始める

2016年9月 初めての海外遠征@韓国

2017年3月 プロを目指してマニラへ移住

      →ポーカーで生存できるか@マニラ - tanakajiroの日記

2017年6月 自分のウデマエではポーカーだけでの生存はかなり厳しいことが判明

      →【結論】ポーカーで生存できるか@マニラ No.25 - tanakajiroの日記

2017年7月 ゲストハウスSit&Go開業

2017年8月 キャッシュゲームの収支がプラスに転じる

2017年11月 余語プロから強烈な一言で嘔吐下痢症になる

2017年12月 AJPC遠征@韓国

2018年1月 APT遠征@ベトナム 前滑りで心を骨折

2018年6月 マニラから退場 <=今ここ

 

時系列にするとルールを知って3年、ちゃんと始めて2年ってとこでしょうか。

もう5年くらいポーカーしてるつもりでいましたが、キャリア的には青二才もいいところですね。

キャッシュはちょいプラ、トナメは大負けの私が書き残しておいて価値のあることってなんだろうと考えたときに、ゲストハウス運営を通していろんなポーカープレーヤーと接点をもてたこと、第一線で活躍するプロ達と過ごした日々が頭をよぎりました。青二才ポーカープレーヤーから見たプロの世界、ポーカーキャリア。そのへんを書き残しておきたいと思います。※下記、長文です

 

■アマチュアとプロの違い、資質など。

ポーカーの世界にはプロ試験なんてありません、なので自分でプロだと名乗ればそれはプロということになってしまいます。ただ、これだと話がややこしくなるので、ポーカーだけで飯を食べているプロは一般的に「専業」と呼ばれます。僕の知っている限りライブトーナメントだけで専業してる日本人はいません。ほとんどの専業はキャッシュゲームを主体にお金を稼いでいます。そうするとすぐに幾らくらい稼いでいるのか?みたいな疑問が生まれますが、それはその人によるのです。ポーカーで家族を養う人もいれば、僧侶のようなギリギリの生活をしている人もいます。別に後者を悪く言っているわけではなく、ようするに低燃費な人はそんなに大きなリスクを背負わなくてもポーカーで生存することはできるのです。見方を変えるとこれは資質のひとつな気もします、日常生活を低コストで送ることができ、それに対して満足できるというのはみんながみんなできるわけではないです。毎週KTVや風俗に行き、飯は好きなものを好きなだけ食べないと満足できない!って人はやはり大きく稼がないと収支がおいつかないので、取るリスクも大きくなります。そうなると要求されるウデマエとバンクロールも大きくなります。

・専業の8割はやせ形(田中調べ)

・娯楽志向(お酒・たばこ・風俗・サイドギャンブル)ではない人が多い

・眼光が鋭い

マニラには10/20(20円/40円)というのが最も安いレートとしてあります。ただし、Rakeは10%で10BBcap、ほとんどのプレーヤーはバイイン50BB以下というかなり利益を出すのが難しいレートでもあります。僕自身、このレートではマイナス収支ですし、それをRake負けと位置付けて気にしてなかったんですが、今年に入って、このレートでグラインド(生活費をポーカーで稼ぐこと)している日本人プロとお会いしました。このレートでプラスにできるウデマエももちろんすごいですが、その利益で生活できちゃう低燃費な体質もすごい。どれだけ利益を出すのかというのと低燃費でありコストを意識するのかというのは等価であることを思い知った私にとって衝撃の出来事でした。 

 

■ポーカーキャリア

僕は会社辞めるまでは普通ににサラリーマンしてましたし、社長秘書だったりしたので、どんな人が出世するかなんとなーく感覚をもっているつもりなのですが、プロポーカープレーヤーはサラリーマンしていても成功しただろうなって人だらけです。論理性があって、観察力があって、テーブルトークで魚に気持ち良く負けてもらう、そしてプレッシャーに強くタフな判断ができる。そんな人はサラリーマンでもさすがにうまくいきますよね笑 一方でサラリーマンのキャリアについては死ぬほど情報があるけども、ポーカープロのキャリアには情報がほとんどないのが現状です。一部のブログと木原さんの本くらいじゃないでしょうか。プロや専業、またはそれを志望する人にとって、共通したものは何か、その最小公倍数からなんとなーくポーカーキャリアというのが見えてきた気がします。キャリアというのは元々は車輪の跡を意味してたので思考プロセスとしてはそんなに大きく間違ってないと思います。

 

①ポーカーが三度の飯より好き

文字通り、ポーカーに取りつかれた段階。週1くらいでポーカーの夢を見る。

負けても楽しい。日々新しい発見があり、自分の上達を感じれる。

ゲームとしてポーカーが好き。

 

②負けるのが死ぬほど嫌い(収支トントン~ちょいプラ)

結果を出したい。人より知識はつけたので、経験をつみたい。ラッキーパンチに負けると腹が立つし、自分はそこそこ上手い方だ。

 

③美味しいシチュエーションは逃さない(専業可能領域)

どうやら俺はポーカーで飯は食えるようだ。もっと効率的に稼ぐ方法はないかな?

オマハもやるし、ヌルいテーブルや会場があれば海外遠征もいとわない。

 

④名声も欲しいかも(ベテランクラス)

かなりキャリアも積んだし、トナメに出る余裕もでてきたので一発当てたいなー

テーブルで俺より強い奴に会うことが最近ないな、少し刺激不足

 

自己実現領域(トッププロ)

ポーカー業界ももうちょっとこうなればいいなー 

自分にできることないかなー

 

ざっくりと書きました。

それとなくマズローの欲求5段階説を意識してみました。

人によって濃淡はあるし、駆け上がり方も時間もまちまちだけど、ざっくりとしたプロセスを書きました。人によっては名声なんて興味ねー!なんて人もいることはわかってるし、一方で当面のキャッシュより名声を取りたいって人もいるのも事実です。あくまでもたくさんいる中で共通する部分を抜き出して、それとなく順序にしてみたという感じです。僕自身は③を目指して、②止まりで、でも④もたらればで!みたいな動きをしていたかと思います。

 

ゲストハウスには1年で60人くらいの人にお越しいただいて、そのうち6割くらいは開催中のマニラのトーナメントに参加が目的で残りの4割は専業か専業志望の人でした。

僕個人としては自分もそうだったので②の領域の人が③にチャレンジする場所として選んでいただいたのが嬉しく、また誇りに思います。

そのうちの一人、T氏(20代後半)について書いておこうと思います。

現在ポーカー歴1年弱、ゲストハウスに来た時はオンラインを少しやったことがある程度でした。ちなみに専業チャレンジをしてプラスになる人の方が少数派で、ましてや生活費をポーカーで稼げる人は稀有です。※現役の専業は除く。

そんな中、彼はライブ経験もほとんどゼロで、オンラインちょこっとやったことある程度で生き抜けるはずがないと正直思ってました(失礼

初期段階に同卓したときもAKをオーバープレーしてたし、少し厳しいかなーなんて思ってたら数か月後に彼はパンク(破産)してしまいます。

ゲストハウスでパンクして文無しになった人を我々は敬意を込めてヨンゴー組と呼んでいました。当時、Sもぐさんと一緒にヨンゴー組になった彼のポーカーキャリアは一見すると終わったかのように思えました。(初代ヨンゴー組はしまむー笑)

が、そこからは彼は違っていました。

再度タネ銭を手に入れた彼はレートを25/50に落とし、その後一切50/100を打つことはなく、好きだったトーナメントも大幅自粛して地道にコツコツとキャッシュを打ち続けました。あれよあれよとグラインドが続き、ポーカーだけで飯が食えるレベルになりました。最近ライブで同卓した彼はチェックコール寄りのプレーヤーになっており、リバーレイズでがっつりバリューをとられてしまいました。

あっさり超えられたかも。ポーカーはセンスなんだなぁ 

と思い知ることとなりました。

 

彼のようにマニラで専業チャレンジするにあたり、何点かアドバイスがあります。

・1か月、200時間打てる時間を確保すること。

・1000BB(25/50だと10万円)のタネ銭とそれとは別に生活費を用意しておくこと。

・愚痴を言ったり、人に相談できる環境を用意すること。

・あまり期待しすぎないこと。

それぞれちゃんと理由があるんですが、すでに長文なので割愛します。

 

 

■今後について

ここからは私ごとです。

すでに長文でここまで読んでいただけで感謝です。

ちなみにマニラのポーカープレーヤーをやめるだけで、ポーカーやめるわけではありませんのでそこはご容赦ください。ポーカーは生涯やると思います^^ とりあえず6月は東京に戻って、東京の拠点を引き払って実家のある九州の方まで撤退する予定です。東京の事業も法改正で撤退を余儀なくされ、実家の方の事業もそろそろ誰かが面倒をみないといけない段階なので、本意ではないですが限界まで撤退します。そして、基盤を作った上で、2年後には何か仕掛けていきたいなと思っています。

ポーカーはオンラインと福岡のライブがメインになるかと思います。が、友達もいないし、僕は大変不安です。誰か見かけたら声かけてやってください。

★ゲストハウス★SIT & GO MANILAは僕自身は運営・経営から外れますが、共同ホストをしていた中川ハジメさんが継続します。場所は移動しましたがCODのすぐ近くです。

面白がって泊まってくださった方、また、面識はなくとも紹介してくださった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

最後に、

今年1月にAPTベトナムでスタック300BB+でのプレーを経験しました。

KKで4betをしたら5betオールインが返ってきて降りたりしてました。

普段60BB~100BBしかプレーしていない私にはこのスーパーディープで、ロングストラクチャーのポーカーは完全に別のゲームで、まるで夜の森に迷い込んでしまったような方向感覚をなくしてしまいました。ポーカーは奥が深い。

来年のWSOPでお会いしましょう

【Poker】忘れられないラインと、チェックレイズについて

今年あったあるラインがずっと忘れられない。。。

1/3$:エフェクティブスタック150BB+

CO(K♣️K♠️) 3.3BB

BB(玄人)call

9❤️9♠️J♦️

x,3.3BB,c

2♦️

x,x

7❤️

x,7BB,25BBxr,長考開始。。。

フロップ何もなしにコールする人ではない、

ターンのチェックバックは実は9持ちで打たされていることを警戒、

リバーの相手チェックで9持ちへの警戒が解けたのでJQ,JK,JAあたりに対してバリューベットで打ったら、チェックレイズが返ってきてしまった。

8Tはディフェンスレンジに薄く、リバーのポットベットブラフも打つ人なのでブラフの可能性も十分ある。ポットオーバー打たれてるし、降りてほしい?! 相手のバリューターゲットがJxにしてはでかすぎるベットだな、、、もしかしてQQ?!、、、(混乱)

勝ってるか、負けてるかわからん!

コール!

相手J❤️9♣️

アイヤー!

 

相手の立場で考えてみる。

プリフロ、タイトな奴のオープンか。J9oならまぁ守るか。

フロップ、CBまぁ打つやつだから、打たせたろ

ターン、いい手入ってたらもう一発くるだろ、打たせたろ

リバー、ターン打ってこなかったなぁ、そんな強い手でもないのかな。ポケットか、AQ+,KQ滑ったのかな。

(((田中には理解できない思考)))

よし、チェックレイズにしよう。=>成功

 

The Theory of Pokerではチェックレイズについて以下のように述べている

あなたがベットした時に、対戦相手がコールする確率を70%であるとしよう。そして、あなたがチェックした場合に、彼がベットをし、あなたがチェックレイズをした時に彼がそれをコールする確率を40%であるとしよう。この場合、あなたは2倍分のベットを得ることができる。そして、同様にチェックレイズを行った場合、彼がそのチェックレイズにフォルドする確率を10%であるとする。つまり、あなたがチェックするうちの40%でもって2ベット分を得ることができ、その80%と、チェックレイズで降ろせて1ベット分の利益を得られる10%を足し合わせるのである。その合計である90%が、あなたのベットをコールするであろう70%との比較の結果、大きいために、チェックレイズをすることが正しいという結論となるのだ。

 

■これを真似して今回のケースについてリバー時点での相手の思考をトレースしてみる。

もしベットしたらAQ+,KQ,下ポケットには降りられちゃうな、ターンチェックだし、そんなに強い手は入ってない可能性が高い、ベットしたら相手は25%くらいでコールしてくれるだろう。期待値はP+0.25P=1.25P

 

もし、チェックしたらブラフしてくれるかな?いや、可能性はうすい。

バリュー持ってたら打ってはくれそう。30%くらいでバリューのみで打ってくれると期待。バリューだからチェックレイズしても7割コールしてくれそう。

期待値はP+0.3*0.7*2P+0.3*0.3*P=1.51P

 

つまりチェックレイズの方が利益的という思考はありかもしれない。

ほんとはアウトポジション全体について、場合分けしてみたかったけど、コールレンジ、ベットレンジ、ベット率、フォールド率、チェックレイズレンジ等、考慮するべきパラメータが多すぎて今回はあきらめました。

 

ポーカーはディープでアウトポジションという状況が一番力の差がでると思いました。

 

チェックレイズといえば、、、

www.youtube.com

 

www.sitgo.asia

 

【Poker】インポジでリバーでのアクションと期待値

久しぶりにトナメに出て、リバーのポットベットブラフにたくさん触れる機会があったので、The Theory of Pokerの該当する部分(21章)読みながら頭の中を整理しました。

 

「負けてるハンドにしかコールされないベットは良くないベット」

「勝ってるか負けているか分からない時はチェック」

 

この辺の教えが浮き彫りになる結果となりました。

※期待値計算慣れてないので間違いがあるかもしれません、

 御指摘いただけたら修正いたします。

 

命題

・リバーでのヘッズアップ、相手のチェックに対してポットベット打つべきか?

(前提としてレイズは返ってこないものとします)

 

条件①

自分が相手のレンジに対して80%勝てるようなバリューハンドを持っている場合

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(1)Check backした場合

80%勝ってるのでその場合の期待値は0.8P(PはPot)

 

(2)相手が超ルースにコールする場合[Call Range①:over80%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ60%

 コールされた際に負けているハンドレンジ20%

期待値E=0.2×P+0.8×(75%×2P-25%×P)=0.2P+P=1.2P

 

(3)相手がルースにコールする場合[Call Range②:over60%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ40%

 コールされた際に負けているハンドレンジ20%

期待値E=0.4×P+0.6×(66%×2P-33%×P)=0.4P+0.6P=1P

 

 

(4)相手がタイトにコールする場合[Call Range③:over20%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ0%

 コールされた際に負けているハンドレンジ100%

期待値E=0.8×P+0.2×(0%×2P-100%×P)=0.8P-0.2P=0.6P

 

つまり、相手がタイトな相手と対峙している場合、バリューをとりに行くよりはチェックバックした方が無難で、相手が超ルースにコールしてくれる場合はバリューをとりに行けということですね。

 

条件②

自分が相手のレンジに対して50%勝てるようなマージナルハンドを持っている場合

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(1)Check backした場合

50%勝ってるのでその場合の期待値は0.5P(PはPot)

 

(2)相手が超ルースにコールする場合[Call Range①:over80%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ30%

 コールされた際に負けているハンドレンジ50%

期待値E=0.2×P+0.8×(37.5%×2P-62.5%×P)=0.2P-0.1P=0.1P

 

(3)相手がルースにコールする場合[Call Range②:over60%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ10%

 コールされた際に負けているハンドレンジ50%

期待値E=0.4×P+0.6×(17%×2P-83%×P)=0.4P-0.3P=0.1P

 

(4)相手がタイトにコールする場合[Call Range③:over20%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ0%

 コールされた際に負けているハンドレンジ100%

期待値E=0.8×P+0.2×(0%×2P-100%×P)=0.8P-0.2P=0.6P

 

つまり、ほとんどの場合でベットは悪手、チェックが無難ということを示唆しています。

 

条件③

自分が相手のレンジに対して20%しか勝てないハンドを持っている場合

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(1)Check backした場合

20%勝ってるのでその場合の期待値は0.2P(PはPot)

 

(2)相手が超ルースにコールする場合[Call Range①:over80%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ0%

 コールされた際に負けているハンドレンジ100%

期待値E=0.2×P+0.8×(0%×2P-100%×P)=0.2P-0.8P=-0.6P

 

(3)相手がルースにコールする場合[Call Range②:over60%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ0%

 コールされた際に負けているハンドレンジ100%

期待値E=0.4×P+0.6×(0%×2P-100%×P)=0.4P-0.6P=-0.4P

 

(4)相手がタイトにコールする場合[Call Range③:over20%]

 コールされた際に勝っているハンドレンジ0%

 コールされた際に負けているハンドレンジ100%

期待値E=0.8×P+0.2×(0%×2P-100%×P)=0.8P-0.2P=0.6P

 

つまり、相手がかなりタイト(または自分のイメージがタイト)であり、50%以上の可能性をもって降ろせると判断できる場合はベット、それ以外はチェックして勝っていることを祈るのが良さそうです。

 

 

乱暴なまとめ

■リバーでのヘッズアップ、相手のチェックに対してポットベット打つべきか?

①バリューハンドを持っている時で相手がワイドにコールしてくれる時はベットして、それ以外はチェックが無難。

②マージナルハンドならだいたいチェックがベター。

③弱いハンドで、タイトな相手と対峙しており、50%以上の成功見込みがあるならブラフベットすべし。相手がルースなら諦める。

 

【補足】

相手がチェックレイズ仕掛けてくることが警戒される場合は、場合によっては降りなくてはいけないので①のベットが悪手になる可能性があります。一方で③のケースは捨てるべき期待値はないですからレイズを恐れる心配はないです。

 

今回は計算を簡単にするためにベット額をポットベットにしましたが、ベット額を小さくすることで相手のコールレンジを広げることも可能だと思われます。(当然、レイズに対する警戒度もあげる必要はありますが)

 

 

また、今回の結果から自分のハンドの強さは関係なしに、相手によってベット・チェックが混ざっていることがわかります。相手の印象、自分の相手から見た印象が自分のアクション及びその結果に大きく関わることから、広義の意味でのリーディング力がポーカーにはやっぱり重要なんだなーとわかります。

 

結局は相手次第だけど、一般論として下記は正しそう。

「負けてるハンドにしかコールされないベットは良くないベット」

「勝ってるか負けているか分からない時はチェック」

「自分のハンドに価値がなく、相手を降ろせる自信があるならベット」

 

次回はコール側をまとめたい。

 

2017年のポーカーライフを振り返る@マニラ

2018年現在、今年はまだライブポーカーをしておらず。。。

何となく2017年を振り返らないとポーカーに行ってはいけない気がして。。。

 

僕は去年、死ぬほどポーカーに浸かりたくて3月からマニラにやってきました。

それから住み続けて10カ月経過しました。

 

[来た当初のブログ]

ポーカーで生存できるか@マニラ - tanakajiroの日記

 

今読むと、まぁまぁ恥ずかしいブログなんですけどね、晒しておきましょう。

 

集計した結果、去年はキャッシュゲーム600時間、46個のトナメに出ました。

生涯の累計で言うとキャッシュ1300時間+トナメ100個くらいかな、だいたい。

 

専業の人には「月100時間は少なすぎるwww」って言われますが、まぁまぁ打ったんじゃないでしょうか、個人的には満足してます。キャッシュは徐々にではありますがプレーが改善していくのを感じることができ、トナメはどんどん自信を失っていく結果となりました。

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(1)感想

日本のマクドナルドの方が時給が高い。

来た当初は時給10BB目指すとかイキってましたけど、前半はマイナス時給で、後半ようやく主戦場のレートで5BB/hくらい出せましたというのが現状です。1/2$で時給5BB出せれば、まぁ何とかマニラで生活はできるレベルなので今年はそこをスコアとして目指してみようかなって感じです。

 

(2)プレーにどんな変化があったか。

・トナメ打ちからの脱却

 →TPTKで心中してはいけない、レイズされたら降りることも検討。

 →ビックブラフ・ブラフキャッチはほとんどいらない。

・高すぎるCB率からの脱却

 →クラッチヒーローさんの動画を見て変わった。

 →打つ時と打たない時を相手によって変化させるようになった。

・ハンド評価AJo,TT,JJの過大評価

 →いいハンドなんですが、ポジションない時やシチュエーションによっては素直に降りれるようになりました。

・分散と少しだけ仲良くなれた。

 →こっちが優勢で相手にひかれても、残念だなーくらいしか思わなくなった。

・チェックコールを覚えた。

 →相手のレンジにバリューがそんなにない場合、相手にブラフさせるチャンスをあげるという発想を持てるようになった。

・マルチの恐ろしさを知った。

 →キャッシュはだいたいマルチになるので、KKが魅力的なハンドからゴミになることを学びました。

・スランプから立ち直りやすくなった。

 →人は難しい判断をし、その失敗が続くと自信をなくし、プレーがブレ始める

 →難しい局面は積極的に周りに話すが吉

・テーブルを選べるようになった。

 →タイトすぎるテーブル、格上にポジションをとられている、けん制され続けるテーブルはノータイムでチェンジ

 

トナメは・・・

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負け散らかしてます★

 

トナメほんとに嫌いになりそうなんですが、FTまで行くとやっててよかったーってなるのでやめられないですね。去年は20$~200$の小さいトナメがメインでしたけど、今年は一発逆転を目指して、背伸びしていく所存っす。倍プッシュや!

 

はやく人間になりたいな~

 

マニラにきたら遊びに寄ってね~

www.sitgo.asia

 

【まとめ】フィリピン・ボラカイ島でポーカー・観光

フィリピン・ボラカイ島に4泊5日で行ってまいりましたのレポります。

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まずは感想として、最高でした。

海は与論島なみに奇麗で、飯は安くてうまい。特に牡蠣がうまかった。

夜は海辺でパーティーがあり、それにポーカーもできるなんて...(涙)

先に言っておくと、この島においてポーカーはあくまでおまけです。

 

■アクセス

マニラから陸+船で行く方法と、飛行機で行く方法があります。

※残念ながら日本からの直行便はありません。

①船を使う場合

所用時間:18時間程度

予算(片道):2000php程度

(1)マニラ→バタンガス港・・・BUS170php+港使用料25php

 下記の場所に行けばバスがひっきりなしに出発してるので、スタッフっぽいお兄さんに「Batangus port」って伝えればどれに乗ればいいか教えてくれます。お金はバスの中で支払います。

 

(2)バタンガス港→カティクラン港 乗船1500php

大型船でまずはカティクラン(Caticlan)港に向かいます。所用時間は10時間程度。出航の3時間前には受付をしないといけないので時間には要注意。チケットは下記のサイトで事前に購入できます。いろいろコピーが必要なので、注意事項をよく読んで下さい。グレードが選べますが日本人なら迷わず一番上を選んでおきましょう。※晩飯がついてきます。

2GO Travel

 

(3) カティクラン港→ボラカイ島 乗船25php TAX175php

ボートで15分程度の距離です。みんな乗るので、後に続いていけば問題ないです。

 

②飛行機で行く場合

所要時間:4時間程度

予算:3500php程度

(1)マニラ空港→カティクラン空港 3000php程度

 スカイスキャナー(https://www.skyscanner.jp)等で安い航空券を見つけます。

1時間強乗ってればついちゃいます。 

 

(2)カティクラン空港→カティクラン港 120php

トライスクルと呼ばれるバイクのサイドカーで10分ほどの距離です。

ぼったくりには気を付けて。 

 

(3) Caticlan港→ボラカイ島 乗船25php TAX175php

ボートで15分程度の距離です。みんな乗るので、後に続いていけば問題ないです。

 

■見どころ

ロングビーチ

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島の西側がなが~~~い砂浜になっています。それに沿ってお店やレストラン・バーが立ち並びます。北から順番にステーション1・2・3という区画に分かれていて、番号が若いほどハイエンドになっています。もちろん西側なのでサンセットビーチになっていて、夕方にヨットで沖まで出るとすごく幻想的な風景を見ることができます。

 

②アイランドホッピングツアー

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アイランドホッピングというツアーがこの島の目玉であり、参加を強くおススメします。朝9時くらいに出発なので前日に予約しておくのがいいでしょう。奇麗なビーチ観光、シュノーケリング、昼食がセットになっています。予算は600php~900phpで観光名所をボートで周ります。途中、クリフダイビングができる島があるので、是非やってみて下さい。高さは3m~10mまで選べて、下で地元民が泳いで待機してるので気絶しても大丈夫!いい思い出になります。

 

③バー・クラブ 

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夜はレストラン・バー・クラブで朝方までにぎわいます。クラブはステーション2に集中している印象です。疲れたら砂浜にクッションが置いてあるバーもあるので、そこでのんびりするのもありです。新鮮なウニやカキを提供してくれるレストランも是非。

 

■ポーカー・カジノ

①ボラカイポーカー

レート:25/50,100/100

レーキ:10%

平日は22時くらいにようやく1卓オープン(25/50)、中国人・韓国人・フィリピン人がメインで、ルースなテーブル。下記の連絡先にSMSを送ればテーブル状況を教えてくれるので事前に問い合わせをおすすめします。

Tell:+63 921 456 4319 or +63 916 336 5080

Face book:https://facebook.com/boracaypoker/

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 ②AGインターナショナルクラブ

ブラックジャック:1000php~

大小:1000php~

バカラ:3000php~

ルーレット:300php~

マニラと比べてややお高めの設定。内装は奇麗で新しい。入場にパスポート必須なので注意。入口はこの看板に向かって右にあるホテルのメイン入り口から入る。ポーカールームは予定しているとのこと(薄く期待)

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===

ポーカーテーブルでながしーさんとたまたま同卓しました。ボラカイにもポーカー根づくといいねーなんて談話しながら卓から400BB以上吸い上げて帰宅されました笑 フィッシュのいるところにシャークあり。

 

www.sitgo.asia

 

 

ポーカーの強さとは一体何なのか? 余語葦織 談

昨日、余語葦織プロにゲストハウスで講習開いて頂きました。

抽象論としての「ポーカーの強さ」と「強くなるプロセス」についてお話頂いたので、その話をまとめておきたいと思います。

 

ポーカーの強さとは一体何なのか?

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ポーカーの強さを構成する要素は3つあります。

 

①リーディング力

・相手のハンドレンジはどのくらいか? 

・相手がフラッシュドローだとするならばこのベット額にコールするか?

・相手は自分のレンジをどのくらいで見ているか?

 

ここでいうところのリーディング力とは「相手」はこの状況をどうとらえて、どういうアクションが期待できるかヨムことをさします。

「相手は期待値的に○○するだろう」とか「自分だったら○○する」ということではなく、あくまで主体は「相手」であることに注意が必要です。

なぜならアクションするのは相手なのですから。

相手次第では10BBオープンもAKリンプも正当化されるのです。自分では絶対しないコールも相手がしてくれるならそれが正解であり、正しいリーディングとなります。

 

この力はどうやったら培われるか。

それは経験であり、根底には共感する力があります。

・こういうタイプはドローを絶対降りない。

・マニラの低レートはバリューがほとんど。

・多くの場合、人はこういうする。

相手だったらどうするかは相手の立場で想像する必要があるし、相手とどれだけシンクロできるかが鍵となります。とはいえ、自分がどれかけシンクロできているかは自分ではわからないことも多く、そういうときは経験豊富な人達に意見を求めるべきです。

強い人は経験を積んでいるものなので、強い人にどう思うか意見をもらうというのが一つの重要な成長のプロセスになるのです。

 

②理論

理論は①のリーディングが正しいという仮定のもと、

どれだけ期待値プラスのプレーができるか、そういった数学的な正しさはポーカーの強さの一部を占めているかは言うまでもありません。

 

・相手のレンジに対して自分のハンドの期待値はあるのか?

・コールのオッズはあっているのか?

・ここでのリバーブラフはEVプラスになるのか?

 

そういった検証は仮定さえあれば、数学的に正しい解がちゃんと出ます。

この数学的正しさを鍛えるには自分が迷ったハンドを持ち帰って反省することが必要です。ですが、数学的な反省が苦手な人は説明が上手い人を頼るのもありです。

負けたハンドだけでなく、勝ったハンドも含め、

さらには自分のプレーが数学的に正しかったとしても、相手のレンジを変えてみてその強度、判断が許される許容範囲を探ることも成長のプロセスとなります。

 

相手が自分より格上で自分の置いた「仮定」に自信がない場合はどうするのか?

実戦においてそういう場合は搾取されない戦略、いわいるGTO的な振る舞いが有効になるでしょう。バリューとブラフで同じプレーラインを取るのもこういう状況で有効で、逆に相手が格下であるならば未来の事は考えずに今のEVを最大化させることの方を優先した方がいいです。そして反省する際には強い人に「仮定」の確からしさについて意見を求めてみましょう。

 

 

あと、理論を鍛えるという意味では本を読むのも大事です。それもハンドに対するレシピ本ではなく、考え方を教えてくれる本を読むべきです。

おススメはやはりDavid Sklanskyで、年月が経っても色あせない理論がそこにはあります。座学はプレー時間の1/4~1/3とるようにして継続してアップデートしていく必要があります。

 

③実行力

リーディングによる仮定、その仮定の上で導きだされる数学的正しさを実行に移すというのは言うは易く行うは難しです。人は時として正しいと思うことをできない場合があるものなのです。それは家に帰って確かめるまでもなくすぐに自分でわかる類いのものです。

原因はマネープレッシャーかもしれないし、自分の感情に影響されたのかもしれません。自分の弱さに負けずに自分の中で導きだれた結論を実行するというのもポーカーの強さの大事な部分なのです。

 

ポーカーの強さを客観的に評価するには?

一つのマイルストーンは時給5BB。

これは①リーディング力②理論の基礎があり、そのテーブルで格上/格下の判断ができるようになるレベルです。相手のレベルは相手のミスの頻度、種類から相手のレベルを判断しますが、それが見つけられないというのは相手はあなたより格上ということです。

オンラインで100ハンドあたり10BBというのはかなりいいスコアになりますが、ライブは1時間当たり30ハンドしか配られないので、その基準で合わせると、時給3BBにしかなりません。つまり、それより上を目指すなら②の理論を突き詰めるだけでなく、①リーディングの部分に磨きをかけ、相手の弱点を誰よりも早く見つけ、そこにアジャストしていく力がライブでは必要なのです。

 

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勉強会の内容のだいたい半分くらい書けたかなと思います。

あとはメモベースで備忘録として残しておきます。

・国によって戦略を変えることはない。

マカオの50/100で時給8.8BBが余語さんのスコア

・記録は自分の実力を客観視するのとモチベーションのため

・人との議論は自分より同等以上の人とじゃないと意味がない

・強いから教え方がうまいとは限らない

・ポーカーはお金のためでなく楽しいからしている

・2013年にトナメ入賞ラッシュがあり、トナメプレーヤーとしてのBRを築けた

・糞ハンドでリンプしてくれるテーブルはリンプ使う

 →強いスーテッドはリンプにまわす

・マルチウェイになるとポジションの力が弱まる

・リンプ多用テーブルは2betレンジが強くなる

・AKマルチはきついのでレイズインが本流

・SBはリンプすべき、レーキが高いところは△、トナメは100%

・テーブルのレベルが低いほどバリュー寄りになる

・大きいポットはブラフすべきではない

・弱い人はできるだけ巻き込む

 →3betもしない場合がある

・テルは判断の10%くらいを占める

・3bet額はIPでハーフポット、OOPで70%~ポット打つのが正しい

 →実際はもっとでかく打つ(理由はコールもらえるから

 

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【まとめ】セブのポーカールーム【2017年】

セブにはポーカールームはねぇ!というブログを半年前に書いたのですが、

実はある(できた?)というレポートが入ってきましたのでまとめておきます。

 ※syu (@NSyuto) 様情報提供

①City Time square 3F(名前不詳)

f:id:tanakajiro:20170818163115p:plain

レート:10/20,25/50,50/100 ※基本10/20

メモ:10/20はBI500~1000制限、19時開店、看板出てない

 

 

 

 

②DG Poker

f:id:tanakajiro:20170818163052p:plain

レート:10/20,25/50,50/100 ※基本10/20

メモ:観光客多し、10/20はBI500~1000制限

 

 

※JJポーカーという場所があるらしいです。。。情報をお持ちの方はご一報をば

 

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