tanakajiroの日記

どうすれば明日はもっと面白くなるのか

ポーカーで生存できるか@マニラ No.3

疲れた!今日もメトロカードクラブです。

 

今日もトナメ参加したんですが、14位で脱落となってしまいました。。。

12位からインマネなのに、、、(泣

6時間もプレイしたのに。。。(疲

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想像以上にバブルは難しかった。

みんなが異常にタイトになる中暴れまくる人が1人。。。

そんな状況でも耐えて耐えてAJもレイズが入ればみんな降りちゃいます。

先にオールインの引き金を引いた人がその場のチップをさらっていく。。。

そんな状況が1時間でしょうか、そのぐらい続きました。

疲弊しても、我慢。。。KKでようやくオールインにコールできる。

そんな場でした。

 

気がつけば10BBを切っています。

アーリーでATsというハンドがきました。BBにはさっきから暴れまくってるガッツコーラーがいます。そんな相手にオープンで3BB打ちこめば、マジハンドだと思って降りてくれるのではないか。そんなつもりでした。

しかし、相手はJJでレイズでオールイン要求です。

もう、待てません。コール。

「コインフロップ」

と、相手は言います。(きっと彼はAKだと思ってくれてたのでしょう)

結果は何も起きず、、、JJが勝ち。

 

はぁぁあぁ、、、と体の力が抜けていく中、

3時間以上同席していた隣の人がこぶしを差し出します。

僕はそれにこぶしで答えます。

飛ばした人も、お疲れさんと声をかけてくれます。

気持ちよく僕はその場を去りました。

 

バブルの戦い方がへたくそだなと痛感しました。

AIトリガーをいつでも引くような危ない奴というイメージは強力で、そのテーブルで1人しかもつことが許されません。その主導権争いも見ていて面白かった。

学びの多い一日でした。

 

あまりに燃え尽きたので、ビールガンガン飲みながら10/20で打ちましたが、全然大丈夫でした。ビール代だけ稼いで、プラスマイナスゼロで抜けました。

 

■戦績

本日の戦績

トナメ参加 -1000

10/20 3hプレイ +0

結果 -1000

バンクロール:98750

 

■反省と総括

・バブルではアグレッションを上げないとじり貧になる。

 →ショープできるようにならないといけない。

・ダブルバレルを打つ時は死ぬ気で打てば思い通じる。

・序盤でリンプで罠をはり、大量リンパ―に対して10倍オールインを被せるスチール

・フロップでトップセットができたのに、フラドロ怖いからという理由で打ち返すのはちょっともったいないかも。お互いにディープならコールでよかった。

・ブラフもバリューも態度は同じにしよう。

 →バリューの時は余裕ありすぎで相手を見過ぎてしまっている気がする。

ポーカーで生存できるか@マニラ No.2

さて、今日はメトロカードクラブのトナメに参加してきました。

結果は1時間ほどで飛んでしまいました。。。

あんまり、相手と渡り合ってないですが印象としては強いです。

800ペソ(2000円弱)でちゃんとお金の出るトナメに出れるって幸せ。。。

海外初トナメでした。

後半にプライズリストが表示されてたので、共有しときます。

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■戦績

本日の戦績

トナメ参加 -800

20/40 3hプレイ -800

10/20 3hプレイ +300

25/50 3hプレイ +50

結果 -1250

バンクロール:99750

残念ながら、マイナスとなってしまいましたが、

いろいろ学びが多かったかなと思います。

 

■印象的なハンド

トナメでとんだハンドは残しておきます。

SB/BB=100/200

私は+2のポジションからA5sでオープン

それに対してボタンとSBがコール

 

Jハイボード、私にはフラドロがつきました。

SBのチェックに対して私は3/5ポットベッドをしました。

それに対して2人はコール

 

ターンでAが落ちる。(フラッシュ未完成)

 

SBがオールイン

オーバーポットですが、コミット状態だったのでコールすることにしました。

結果、相手はミドルセットでした。

リバーでAが再度落ちて相手はフルハウスとなり、私は敗戦しました。

残念。JハイボードでCBというのがそもそもボタンのコールを誘発しちゃったのかもしれない。チェックでよかったかもしれない。

 

■総括と反省

眠いので簡潔に箇条書きで書いておきます。

・3時間1セットでしていたけど、明らかに分散がうわぶれている場合、

 例えば+50BBとかの場合はセットを強制終了してもいいと思った。

 最終結果はマイナスだけど、途中+2000オーバーくらいまで増えていたので、

 そのタイミングで飯にでも行くか、一旦利益確定するタイミングかも。

・テルが出ている相手には容赦なく2バレル打ちこむ勇気を持とう。

・10/20クラスだとおそらく1か2番目くらいにうまい、

 20/40クラスはトップ50%に入る感じ、

 25/50クラスは下から30%という印象。

 まずは20/40で+を常に出せるようにしよう。

・今の頭の体力だと1日3セットくらいまでだなー と感じた。

ポーカーで生存できるか@マニラ

前置きを書こうとすると、

それだけで長くなっちゃいそうなので前置きはできるだけ簡潔にします。

30分で毎日ブログを書くことが目標なので笑

 

フィリピンのマニラでポーカーで生活することは可能なのか、それを試してみたくなってしまった31歳♂のストーリーです。

持っている材料はポーカーを600時間くらい日本のアミューズメントとオンラインで練習した。ケリー基準。バンクロールマネージメント。そのくらいかな。

予算はとりあえず10万/月を上限に考えています。。。「え、アクセルもっと踏めよ」 と思われるかもしれませんが、滞在費がなくなると帰国しなければならないのです。なので3カ月50万円、うちポーカーに使えるのは20万円とする。みたいな予算を決めました(今日)

木原さんやその他のプロの方のご意見的には30BB/100ハンド(3h)くらいで稼ぐのがプロらしいので、そこを目標にしてバンクロールを増やしていきたいと考えています(でも、お酒に消えていくかも)

 

で、昨日からマニラ入りしてまして、

本日はさっそく老舗ポーカーハウスに行ってきました。

 

■METRO CARD CLUB(メトロカードクラブ)

※水曜日の18~21

レーキ20%

場所→https://goo.gl/maps/Ut1fiRrwFRQ2

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初日だし、いきなり幸先悪いとおそらくブルーになるので、最も低いレートから入りました。あんまりショートだとなめられるので、マックスの2000で入ったら、セカンドチップリでした。後でわかりましたが、現地の人は500くらいで入って飛んだらバイインというのがスタンダードのようです。

90%現地の人で、西洋人や他の国のアジア人がちらほら。。。

まぁ平日の8時くらいなんで、時間帯や曜日によって違うかもしれません。

結果としては3時間で、2000バイインで3040アウトなので目標の30BBは越えることができました。

総合的なバンクロールは100,000ペソに設定したので、今日の結果は101,040となりました。パチパチパチ 苦しいときもちゃんと書かないと意味がないので、明日以降も頑張ります。

打った感想としてはみんなバイイン額が小さいのでCBにすごく弱いです。あと、ルースなので、3BB打っても4とか5プレーヤーになります。6BBでようやくヘッズかなというイメージ。リンパ―が多い。

現地の人のアベレージスタックは20~30BB。

そうすると、フロップの段階でコミットする人が出てくるという状況。みんなでヒットを狙いに行くゲームと化します。

オールインしかしないプレーヤーもいるので、基本レイズ額を3BBでイニシアティブをとっても、こういう人と当たったら素直に降りました。オッズさえよければAIコールも結構しました。

印象に残ったプレイは一つだけありました。(自分は参加してないです)

フロップでチップリがチェックレイズ(ポッドの倍くらい)して、それにオープンレイザーがコールします。9ハイボードでドローの色合いは薄かったので、オープンレイザーはオーバーペヤでしょう。 そこにJが落ちます。 そうするとチップリがオールインして、オープンレイザーはそれをコールします。

結果はチップリが9Jの2ペヤでポットを獲得。

なんとも言えません。 そもそもチップリはチェックレイズで打ちすぎだし、それに対してAIしないオーバーペヤもそうなのかと思います。ちょっと変ですが、チップが大量に動いたので印象に残ってます。

今日はこのへんで。

 

 

【Vol.1】MIT無料講座「Poker Theory and Analytics」をまとめてみる

最近ポーカーにハマっております。

ここ3カ月ぐらいの話なのですが、起きている時間の30%はポーカーのことを考えています。関連した本も5冊ぐらい読んでいるけど、まだまだ底が見えない。。。知れば知るほど次の扉が開く感じ。

 

友人にMITの無料講座でポーカーのことやってるよー と紹介されたので、

天下のMITがどのようにその理論をひも解いていくのか、チョー簡単に要約してみようと思います。

 

*すべての情報ソースは以下にあります。

 

第一週目のメインは基本的なツールとコンセプトを理解しましょう。という内容。

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まずポーカートラッカーとハンドプレイヤーは使いましょう、と。

今の時代、ライブよりオンラインの方がハンド数を遥かにこなすことができて、それについて客観的な分析ができるので、使わないという選択はありませんとのこと。

 

次にエフェクティブスタックという概念の説明。

そのハンドで失う最大のチップ数のことをさす。自分より大きいスタックの人がいる場合は自分のスタック量=エフェクティブスタックで、自分が最も大きいスタックの場合は次に大きいスタックがエフェクティブスタックとなります。つまり、プリフロップではチップリーダーでない限り、自分の目の前のスタックがエフェクティブスタックとなります。

 

そして、Mレートの話。

M=エフェクティブスタック÷(ブラインド+アンティ)

で表現され、このレートを使うメリットは3つあります。

・自分は最大であと何周ハンドをプレイすることができるのかわかる。

・ブラインドやアンティは自分にとってどの程度重要かの尺度となる。

・ストラクチャーが変わっても抽象化されているので同じ議論ができる。

 

その他にもQレートとかエフェクティブMレートとかも紹介があったものの、

正直あんまり使わないヨネ~という感じでした。

 

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途中でプレイスタイルの説明がありました。TAGかLAGどちらが正しいとか好ましいという話ではありませんが、本講義では保守的で、分散が少ないプレイを選ぶということでTAG路線で話を進めていきますよー とのこと。 タイトパッシブやコーリングステーションはイケてないので、知っておいてね~ とのこと。

 

この講義期間中に何度かトーナメントでクラスメート同士ぶつかりあって、商品を手に入れる機会を設けているという、なんとも胸アツな講座。MITガーサス

 

続く。

 

僕がそれでもアップルウォッチをし続ける理由

幸運なことに発売日に手に入れてから、

1年以上ほぼ毎日アップルウォッチをし続けている。

 

「あ、アップルウォッチですね!それ。」

 

と、発売から1年以上経過しているのに言われることに若干戸惑いつつ、
せっかくなので、1年経ったので付け続ける理由について考えてみた。

 

メリットは何か?

メリット① (使用頻度:★★★ 便利度★★☆)
「今現在の時間が見れる」

当たり前ですが、結構大事です。
実はアップルウォッチを付ける前まで時計をしてなかったんですね。
そうすると、時間が知りたい時にはポケットに手を突っ込まなくてはいけないわけで、
時計という機能って手元にあった方が便利だなと感じています。


メリット② (使用頻度:★★★ 便利度★★★)
「通知が手元で見れる」

LINE、Facebook messanger、その他のアプリ通知を手元で確認できる。
スマホで見ればいいじゃんと思われるかもしれませんが、
ポケットやカバンに入れておいて、通知がくるたびに手を突っ込むのって煩わしいですよね。
しかも、どーーーでもいい通知のためにその労力を割いた時は怒りさえ覚えます。
自転車に乗ってる時とかでもLINE電話の通知を逃さないので便利です。


メリット③ (使用頻度:★★☆ 便利度★☆☆)
「予定、天気、運動状況を確認できる」

個別に書くと煩わしいので、まとめてしまいました。
アップルウォッチはトップ画面を自分の好きにカスタマイズする機能があります。
僕のお気に入りの画面は下記のような感じです。

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御覧のと通り、アクセスが手数が少ないです。
予定の確認・・・ゼロクリック
天気の確認・・・ワンクリック
今日の運動の状況・・・ワンクリック

もし、これをスマホでするとなると、、、
予定の確認・・・ポケットから出す+2クリック
天気の確認・・・ポケットから出す+2クリック
今日の運動の状況・・・ポケットから出す+2クリック

こうなるわけで、5~10秒ぐらい変わってきます。


一方でデメリットはないのか?

デメリット① (必要頻度:★★★ 面倒度★★☆)
「充電・装着が面倒」

電池は1.5日しかもたないので、基本的に毎日充電が必要です。
充電は磁石でくっつけるだけなので、煩わしさは軽減してますが、手間は手間ですね。
当然、朝装着するわけで、これも手間といえば、手間になります。


デメリット② (必要頻度:★☆☆ 面倒度★★☆)
「時計を見る=時間を気にしてると思われる」

スマートウォッチ全般に言えることかもしれませんが、
見る動作をしないとディスプレイが表示されないんですね。
手首をクイッっと曲げないと、時間が見れないのです。
なので、打ち合わせの時とかに「横目で時間を確認する」といったことができません。

一方で、ついつい習慣で打ち合わせ中でも通知が来ると、
手をクイッと向けちゃうんですね。
そうすると、先方から「お時間大丈夫ですか?」って言われてしまう。
失礼なことをやってしまったなぁと反省することがあります。


まとめ

他にも細かい話はあるんですが、僕が考えるメリット・デメリットは上述の通りです。

界隈の人からは「キラーコンテンツがない」とか言われてますが、
Sumメリット > Sumデメリット だと感じているので、僕は付け続けていると言えます。(正直、僕も2,3カ月で飽きると思ってました)

改めて考えると、このガジェットの価値って「時間を節約できる」に尽きると思います。体感値的には1日10分ぐらいは節約できてると思います。

ウェアラブル系って、ちょっと下火になってきた感ありますけど、
「時間を節約する」という価値開発においてはまだまだ可能性あると思うんですよねー・・・

 

近況報告とサービスリリースのお知らせ!

スタートアップの世界に入ってから1年半が経過しました。
すこし、過去のサービスを振り返ってみます。
 
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★2014年12月に「HALF STEP」というアプリを出しました。
 
今日やることを一つだけ宣言するTodo管理アプリケーション

http://www.halfstep.today/

 
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結果、ユーザーは増えることはありませんでした。
「いいね!」すらもらえませんでした。
 
 
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★2015年6月に「リアル禁煙ゲーム」をいうサービスを出しました。
 
1カ月間の禁煙でお金が増えるサービス

http://www.kinen.club/

 
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結果、「いいね!」はたくさんもらえましたが、
 ユーザーは増えることはありませんでした。
 
 
それぞれのサービスについて個別に反省すべきことはたくさんあります。
でも、まだヒットを打ててない僕がそんなことダラダラ書いてもあんまり意味がないと思うのでここではやめておきます。
 
ただ、失敗するたびに失敗が上手くなったなぁと最近思うのです。
最初のアプリは着想が2014年1月ぐらいなので、着想からリリースまで11カ月ぐらいかかってます。2番目のサービスは着想が2015年2月ぐらいなので、着想からリリースまで4カ月ぐらいかかってます。
 
で、今回のサービスが2016年2月着想で、リリースが3月なので、1カ月ぐらいです。
 
リリースを重ねるたびに着想からリリースまでの時間が
だいたい三分の一になってます。
 
確かに次は10日ぐらいでいけそうな気がしなくもない。
 
 
先生は言います。
「市場はどのくらい大きいんだ?」
 
偉い人は言います。
「インタビューしたのか?」
 
詳しい人は言います。
「それはペインを伴うのか?」
 
 
人にアイディアを話すと、こんな質問が聞こえてきます。
その質問をしてくれた人は貴重な観点を授けようとしてくれてるのかもしれません。
確かに大事なプロセスだと思う一方で、
その観点自体がそのアイディアを殺すことは本当に稀だとも思います。
 
やっぱりアイディアを殺すには市場に問うしかないと思うんです。
 
※「殺す」という過激な表現を使っているのは、
アイディアと自分との距離を保つためにわざと使ってます。
 
致命傷を負わずに、できるだけ早く、市場に問う(そして、殺す)
 
3打席目にして、振り返ってみて思いました。
 
 
 
今回、市場に問うサービスはこちらです。
 
作った目的は
本当は猛烈にスプラトゥーンで遊びたいのにWii Uが高すぎて、
結局Wiiを中古(5000円)で買うことに妥協しそうな人(自分)を救うためです。
 

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★本日リリース「Choikari -チョイカリ-」
 
Wii U」「PS4」「Xbox One」を格安でレンタルでできるサービス。

https://choikari.net/

 

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最近、メディアについてちょっと勉強したので、
こつこつ作物を育てるがごとく運用をやっていきたいと思ってます。
 
どうぞ、よろしくお願い致します。
  

「シェア」サービスの残念体験パターン

ブログを毎日書くのを日課にしようとして、全然できておらず。

罪悪感が積み重なったので書くことにします。

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題名の通り、シェアリングサービスの残念パターンについて書きたいと思います。かれこれ、寮生活を含めると8年ぐらい誰かと住んでいる僕は息を吐くように何でもシェアしてきました。多分、シェアへの抵抗感は一般人の10分の1ぐらいしかないです。

そんな僕は最近、エアビとかエニカとかシェアサービスを積極的に利用していて、すごーく身近にな存在になってきました。でも、1利用者として、1提供者として、このエコノミーの中で徘徊していて気づいたことがあります。

それは期待値のミスマッチで残念な経験をしているユーザーがいることです。

 

分かりやすいので、エアビの例を出します。

例1)エアビで自分の家の1室を貸してるAさんの部屋に香港から4人組が泊まりにきました。彼等はホストにろくにあいさつもせずに荷物だけ置いて、出かけて行きました。そのまま深夜まで帰ってきませんでした。香港の話が聞けると思っていたAさんはちょっとだけ残念な気持ちになりました。

 

例2)はじめて日本にきたフランス人のBさんはエアビでお部屋をかりました。旅行本には載って無いようなディープな日本を発見したいと思っていました。が、到着からチェックアウトまでホストとは会うことはなく、、、結局現地の人との交流はあまりありませんでした。これだったらホテルでもよかったかなとちょっとだけ残念な気持ちになりました。

 

この「ちょっとだけ残念な気持ち」ってどこから来るのかなーって考えてみると、やっぱり期待値が利用者と提供者でズレてるんだろうなと思うんです。

期待値を大きく2つに分解すると体験軸とお金軸に分解できます。

(分かりやすいように正反対に向けてますが、実際には動機は混合されています。)

お金軸は「節約したい」とか「儲けたい」という方向の期待で、

体験軸は「自分だけの体験」とか「日本らしい体験」という方向の期待です。

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利用者と提供者でこれがマッチしないと、ちょっとだけ残念な感じになってしまいます。当たり前といえば当たり前なんですが。さきほどの例はその典型例となります。

 

で。僕の問題意識はですね、プラットフォームがあんまりその事に関知してない印象を受けるんですよね。だって、期待値がずれていようがいまいが、マッチが成立すれば手数料入ってきますからね。 あと、体験軸は写真映えがよかったり、ストーリー性があって世の中にものすごくアピールしやすい。キャッチーで人をぐっと引きつける。だからプラットフォームは体験軸をゴリゴリにおしています。

でもお金軸でアピールすると、ゲスくなってしまう。例えばAirbnbがこんなフレーズではPRしないですよね。

「ホテルの半額で駅から徒歩5分の場所に泊まれます。」

結果として、参加者の期待値が入り乱れてしまい、残念な体験者が出てくる。

しかも、初心者ほどそのミスマッチは起きやすい。

そうなると2回目の利用はなくなるのでプラットフォームも損ですよね。

 

おそらく、この状況は利用者・提供者ともに経験値が上がれば自然と回避できるようにはなると思います。でも、いまいまは初めてシェアサービス利用する人が多いので、プラットフォーム側がもっと踏み込んで面倒みないといけないと僕は思ってます。粘着型サービスにおいて、2回目の利用を促すことは初めての利用者を増やすことより重要ですよね。

まぁ、逆の見方をするならば、ここにチャンスがあるような気もするのですが。