tanakajiroの日記

どうすれば明日はもっと面白くなるのか

近況報告とサービスリリースのお知らせ!

スタートアップの世界に入ってから1年半が経過しました。
すこし、過去のサービスを振り返ってみます。
 
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★2014年12月に「HALF STEP」というアプリを出しました。
 
今日やることを一つだけ宣言するTodo管理アプリケーション

http://www.halfstep.today/

 
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結果、ユーザーは増えることはありませんでした。
「いいね!」すらもらえませんでした。
 
 
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★2015年6月に「リアル禁煙ゲーム」をいうサービスを出しました。
 
1カ月間の禁煙でお金が増えるサービス

http://www.kinen.club/

 
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結果、「いいね!」はたくさんもらえましたが、
 ユーザーは増えることはありませんでした。
 
 
それぞれのサービスについて個別に反省すべきことはたくさんあります。
でも、まだヒットを打ててない僕がそんなことダラダラ書いてもあんまり意味がないと思うのでここではやめておきます。
 
ただ、失敗するたびに失敗が上手くなったなぁと最近思うのです。
最初のアプリは着想が2014年1月ぐらいなので、着想からリリースまで11カ月ぐらいかかってます。2番目のサービスは着想が2015年2月ぐらいなので、着想からリリースまで4カ月ぐらいかかってます。
 
で、今回のサービスが2016年2月着想で、リリースが3月なので、1カ月ぐらいです。
 
リリースを重ねるたびに着想からリリースまでの時間が
だいたい三分の一になってます。
 
確かに次は10日ぐらいでいけそうな気がしなくもない。
 
 
先生は言います。
「市場はどのくらい大きいんだ?」
 
偉い人は言います。
「インタビューしたのか?」
 
詳しい人は言います。
「それはペインを伴うのか?」
 
 
人にアイディアを話すと、こんな質問が聞こえてきます。
その質問をしてくれた人は貴重な観点を授けようとしてくれてるのかもしれません。
確かに大事なプロセスだと思う一方で、
その観点自体がそのアイディアを殺すことは本当に稀だとも思います。
 
やっぱりアイディアを殺すには市場に問うしかないと思うんです。
 
※「殺す」という過激な表現を使っているのは、
アイディアと自分との距離を保つためにわざと使ってます。
 
致命傷を負わずに、できるだけ早く、市場に問う(そして、殺す)
 
3打席目にして、振り返ってみて思いました。
 
 
 
今回、市場に問うサービスはこちらです。
 
作った目的は
本当は猛烈にスプラトゥーンで遊びたいのにWii Uが高すぎて、
結局Wiiを中古(5000円)で買うことに妥協しそうな人(自分)を救うためです。
 

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★本日リリース「Choikari -チョイカリ-」
 
Wii U」「PS4」「Xbox One」を格安でレンタルでできるサービス。

https://choikari.net/

 

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最近、メディアについてちょっと勉強したので、
こつこつ作物を育てるがごとく運用をやっていきたいと思ってます。
 
どうぞ、よろしくお願い致します。
  

「シェア」サービスの残念体験パターン

ブログを毎日書くのを日課にしようとして、全然できておらず。

罪悪感が積み重なったので書くことにします。

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題名の通り、シェアリングサービスの残念パターンについて書きたいと思います。かれこれ、寮生活を含めると8年ぐらい誰かと住んでいる僕は息を吐くように何でもシェアしてきました。多分、シェアへの抵抗感は一般人の10分の1ぐらいしかないです。

そんな僕は最近、エアビとかエニカとかシェアサービスを積極的に利用していて、すごーく身近にな存在になってきました。でも、1利用者として、1提供者として、このエコノミーの中で徘徊していて気づいたことがあります。

それは期待値のミスマッチで残念な経験をしているユーザーがいることです。

 

分かりやすいので、エアビの例を出します。

例1)エアビで自分の家の1室を貸してるAさんの部屋に香港から4人組が泊まりにきました。彼等はホストにろくにあいさつもせずに荷物だけ置いて、出かけて行きました。そのまま深夜まで帰ってきませんでした。香港の話が聞けると思っていたAさんはちょっとだけ残念な気持ちになりました。

 

例2)はじめて日本にきたフランス人のBさんはエアビでお部屋をかりました。旅行本には載って無いようなディープな日本を発見したいと思っていました。が、到着からチェックアウトまでホストとは会うことはなく、、、結局現地の人との交流はあまりありませんでした。これだったらホテルでもよかったかなとちょっとだけ残念な気持ちになりました。

 

この「ちょっとだけ残念な気持ち」ってどこから来るのかなーって考えてみると、やっぱり期待値が利用者と提供者でズレてるんだろうなと思うんです。

期待値を大きく2つに分解すると体験軸とお金軸に分解できます。

(分かりやすいように正反対に向けてますが、実際には動機は混合されています。)

お金軸は「節約したい」とか「儲けたい」という方向の期待で、

体験軸は「自分だけの体験」とか「日本らしい体験」という方向の期待です。

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利用者と提供者でこれがマッチしないと、ちょっとだけ残念な感じになってしまいます。当たり前といえば当たり前なんですが。さきほどの例はその典型例となります。

 

で。僕の問題意識はですね、プラットフォームがあんまりその事に関知してない印象を受けるんですよね。だって、期待値がずれていようがいまいが、マッチが成立すれば手数料入ってきますからね。 あと、体験軸は写真映えがよかったり、ストーリー性があって世の中にものすごくアピールしやすい。キャッチーで人をぐっと引きつける。だからプラットフォームは体験軸をゴリゴリにおしています。

でもお金軸でアピールすると、ゲスくなってしまう。例えばAirbnbがこんなフレーズではPRしないですよね。

「ホテルの半額で駅から徒歩5分の場所に泊まれます。」

結果として、参加者の期待値が入り乱れてしまい、残念な体験者が出てくる。

しかも、初心者ほどそのミスマッチは起きやすい。

そうなると2回目の利用はなくなるのでプラットフォームも損ですよね。

 

おそらく、この状況は利用者・提供者ともに経験値が上がれば自然と回避できるようにはなると思います。でも、いまいまは初めてシェアサービス利用する人が多いので、プラットフォーム側がもっと踏み込んで面倒みないといけないと僕は思ってます。粘着型サービスにおいて、2回目の利用を促すことは初めての利用者を増やすことより重要ですよね。

まぁ、逆の見方をするならば、ここにチャンスがあるような気もするのですが。

 

もう給料は増えないかもしれないけど、悲観しなくてもいいかもしれない。

最近、今から5年後ってどうなってるのかが自分の中のテーマで、

いろんな本でインプットしてるんだけど、一方で知識がだだ漏れしてることに気づいてしまった。すごくもったいないので頭の整理、備忘録がてらアウトプットしていく。

 

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(参照:http://www.huffingtonpost.com/2014/06/05/wages-too-low_n_5446577.html

 

表からわかることは生産性と給与の成長は1970年から乖離し始めてしまった。

もはや生産性と給与は比例しない。

生産性をあげることは価値のあることなのに、生産性があがると今まで価値であったものが価値でなくなるからだ。

 

経済古典によると、「価値を産むのは労働」ということらしい。

確かに機械の導入、表計算の導入、オフショア、そういったものは労働を無くすことや短くすることに繋がる。労働がなくなれば価値もなくなる。

言い換えると、

「労働を無くすという労働」には価値があるが、

 結果としてもともとあった「労働」はなくなるので価値はなくなる。

 

効率化という労働によって一時的に企業は一時的に利益を確保できる。

一方で周りも効率化して、さらなる効率化を求められるのが普通である。

世の中が生産できるものは増えるが、同時に効率化も進行しているので必要となる労働は増えない、結果として給与も上がらない。もしかしたら今はそんな状況かもしれない。

 

マルクスは企業が利益率をあげるために資本における機械の割合をあげていく(効率化)ことによって、結果として企業内の人需要が減り、市場からはじき出される労働者がでると予想した。そんな労働者が増えていき、いつかその不満が爆発する。

それが彼が描いた資本主義崩壊のシナリオだったようだ。

 

恐ろしい。なんかこういう展開ありそうじゃねー と思ってしまう。

もしかしたら、給与は今後下がっていくのかもしれない。

 

でもさ、できることって増えたよね!効率化だけが労働だけじゃないよね!という話を書きたかったけど、長くなりそうなのでこのへんで。。。

非喫煙者にも知ってほしい。~禁煙には大きなエネルギーが必要~

3月から禁煙外来に通い、間もなく禁煙して3カ月経とうとしている。
何がきっかけで禁煙したかと言われれば、禁煙サービスを作るためと言うべきだろう。

 

遡ること今年の2月頃・・・

私「すいません、起業家として禁煙サービス作りたいので禁煙心理学研究会入りたいんですけど、、、ちなみに喫煙者なのでメッチャ喫煙者目線で、喫煙者心理もわかります☆」

 

研究会「当研究会は、必ずしも喫煙者の入会を拒むものではありませんが、喫煙は疾患であるとともに、問題解決スキルの不足でもあると考えています。禁煙推進に係わる心理学の研究、実践、普及を推進するためには、問題解決スキルを向上させ、まず自らの喫煙問題を解決することが肝要かと思います。」

 

こうして、僕は自らの問題解決スキルを向上させ、まず自らの喫煙問題を解決する必要性が出たわけで、研究会員がしている禁煙外来に通うことにした。

 

しかし、その病院は遠かった。。。往復3時間。
治療は基本的に1時間なので、毎回4時間を禁煙のために費やすことになった。
この3カ月で9回治療を受けたので通算36時間。治療中の会話はすべて録音し、書き起こしてみたらは合計3万字を超えていた。「リセット禁煙法」、「認知行動療法」、「論理療法」、「森田療法」、「動機付け面接」等々、、、

ありとあらゆる心理的治療を受けた私の心理にもはやスキはなくなっていた笑
というか、当初の目的を忘れ、その世界にどっぷりはまってしまった。多分、片手間で禁煙外来やってる内科の先生より知識はあると思う。(かなり、心理的依存の方に偏った知識ではあるが。。)

 

この3カ月間、どうやったら人は禁煙できるのか、禁煙する気になるのか、禁煙方法は今ある方法がベストなのかをず~~~~~~~~っと考えてきた。
その過程において、理系バックボーンの私としてはこのニコチンによる身体依存と心理依存とかが複雑に絡み合った喫煙習慣が解除されるメカニズムを定量化したいという衝動にかられてしまった。

そして、オリジナルの禁煙理論を理系チックに組み立ててみた。

それがコレ

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すごく平たく言うと、禁煙へのモチベーションが2つの山を越えないと、禁煙はできないし、たとえ1カ月以上の禁煙ができたとしても、モチベーションがある一定の水準より下回るとまた再喫煙してしまうということ。

 

続きは追って。。。

 

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「リアル禁煙ゲーム」
1カ月間の禁煙でお金が増えるサービス
~失敗した人の参加費用が成功した人の賞金へ~
http://www.kinen.club/
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ダイエット分野におけるクックパッドの進撃 ~実体験を添えて~

今年の2月ぐらいにダイエット系アプリを片っ端からDLしていたら、

ある事に気づきました。

 

あれ、、、クックパッド産のアプリが多いのではないかと。

どんだけアプリ量産してるんだと。

 

今回はアプリという切り口からクックパッドのマネタイズポイントまで
全体的にクックパッドさんのダイエット進撃を評価・体験したのでログとして残します。

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■そもそもダイエットアプリってどんなのがあるの?

ご想像の通り、ダイエットアプリはたくさんあります。
「ダイエット」というビックワードでapp storeで検索するとわらわら出てきます。
そこで、実際に上位から100個以上ダウンロードして使ってみた感覚で言うと、
大別すると以下の機能・要素にカテゴライズすることができると思います。

(1)計測系機能

「自分の努力や現状」を記録する機能
・体重/体脂肪
・カロリー
・歩数
・食べた料理の写真
・自分の見た目写真

(2)ノウハウ提供機能
ダイエットに役立つ知識を教えてくれる機能
・お勧めの食べ物
・ダイエットメニュー
・ダイエットできるメンタル

(3)キャラ要素
有名なキャラや、ユニークなキャラの登場
・キティちゃん
・イケめん
・オリジナルキャラ

(4)ゲーム要素
ゲーム要素でユーザーを楽しくさせる要素
・育成ゲーム
・腹筋するとストーリーが進む

(5)コーチング要素
プロや専門家からのアドバイスがもらえる機能
・フィットネス視点のアドバイス
・栄養士観点のアドバイス

(6)SNS要素
ユーザーの横の繋がりがある要素
・人のダイエット方法が見れる
・お互いに励ましあえる

 

■クックパッドのダイエットアプリは何がすごいのか?

詳細は以下のURLにあるので、個別説明は割愛しますが全部で5つもあります。
https://cookpad-diet.jp/apps/

 

○クックパッドは何がすごいか?

単機能×複数アプリという選択をとったのがすごいと思います。

 

クックパッドのダイエットアプリは計測系に特化しています。
厳密にはノウハウ提供機能も内包している場合もありますが、
原則的にはユーザーに1アクション以上求めるという点で計測系と言っていいと思います。その背景にあるのはダイエットアプリを使い続けさせるための王道は

前進してる感をユーザーに感じさせる」という考えがあると思われます。

 

利用初め:状況を記録させて、進歩が可視化される。
定常利用:効果が出始めると続けるのが楽しくなる。

 

はっきり言って、利用初めのステージでは基本的にユーザーは楽しくないです。
楽しくないけど、半信半疑で毎日やらなくちゃいけない。

そうすると、アプリに求められるのは圧倒的なUIのシンプルさに帰着します。
やはりダウンロード数が多い他のアプリもシンプルなものが多いです。
3ステップぐらいしかユーザーは許容しません。

ステップ1:アプリを起動
ステップ2:ユーザーアクション
ステップ3:結果が表示

だから、クックパッドはユーザーの好みに合わせて
アプリを分割したんだと思います。

 

実際にいろんなアプリを使い比べてわかりましたが、この差は大きいです。
ちょっとでも負荷があると、アプリを起動させる気は起きません。
多機能でユーザーを集めているNoomというダイエットアプリもありますが、
私にはなぜだかまだ分りません。3日で飽きてしまいました。

単機能にした場合に起きる問題は、他の単機能アプリとの差別化です。
同じ単機能ならクックパッドを選ぶ必要はなくなってしまいます。


○クックパッドのダイエットアプリは何がすごいのか?

一言で言うと、
「食・レシピの知識」と「ダイエットラボの経験則」をコンテンツに落とし込んで提供しています。

 

もう少し詳しくいうと、クックパッドはいわずもがなレシピに強いです。
そこから派生してダイエットしてる人向けのレシピにも強いです。
その知識の量が半端ないです。しかも、どれも実施現実的です。
「りんご毎日食べろ」とか「絶対炭水化物を抜け」とか無茶ぶりはしません。
その背景にはどんなメニューやレシピがユーザー受けするかちゃんとノウハウがあるから出来るんだと思います。

2点目の「ダイエットラボの経験則」を持ち込んでいるという点においては、
実は1年ぐらい前からクックパッドは対面式の栄養士によるダイエット助言サービスを始めていました。そこで、かなりの数のサンプルがとれているようで、
現在の身長・体重・体脂肪に加え、目標体重を入力するだけで、
理想的な体重推移と達成する見込みの日付まで教えてくれます。
8000人のダイエットにチャレンジした人から導きだされるので信頼感もあります。

 

こういった痒いところに手が届く知識提供はユーザーの粘着度やウィルス係数もあげると思われますし、何より差別化ポイントとなっています。


■実施にクックパッドのダイエットラボを受けてきた。

上述のように、クックパッドさんパネーっす、ヤベーっす、尊敬しますと思っていたところ、ひょんなことから対面式のダイエットラボを実際に受けてみることにしました。

 

導線としてはgoogleで「ダイエット」検索、
→表示2番目の「クックパッドダイエット診断」をクリック

→受けてみると対面式カウンセリングがあると知る。

 

お試しということで2,000円弱で受けることができました。
結果としては顧客満足度という意味ではかなり高かったです。

簡単に実施内容を箇条書きで書くと
(1)アンケートに回答(50問ぐらい)
(2)ピッチピチの服に着替える
(3)そのまま写真撮影
(4)各部位の太さ測定
(5)体重・筋肉量・体脂肪量測定
(6)ダイエット計画を一緒に考える
(7)食生活についてアドバイスをもらる

 

一番のキモは直接対面でお話することになる(6)と(7)でした。
完全にパッケージ化されており、話の流れとしては以下のイメージでした。

・なんでダイエットしたいのか?
・それで、何キロ痩せたいのか?
・1キロ痩せるのにこれだけカロリー必要だ。
・あなたの脂肪はここまでしか原則落ちない。
・だからこの目標が現実的だけどどうか?
・普段運動してるか?
・その運動だと○○カロリーだ。
・つまり、運動を加味してもあなたの基礎代謝は○○だから、
 1カ月○kg落としたいなら、

 毎日○○キロカロリーを摂取しないか消費しないといけない。

・できそうか? 厳しいくないかい?

・普段の食生活はどんな感じだ?
・脂肪燃焼にはビタミンとミネラル必要だ。
・あなたは全然取れてないので、工夫すべきだ。
・ここの時間における間食はおにぎりの方がましだ。
・おにぎりなら納豆とかシャケとかを選択せよ。
等々。。。

 

「自分のために考えてくれてるんだなぁ」
「この栄養士さん、わかってくれてるなぁ」と素直に思いました。

 

これが「対面の力」かと。
インターネット完結とは「共感力」が違います。
この共感力は信頼に繋がり、信頼は約束に繋がり、
約束は結果につながるというのは容易に想像できます。

 

ノウハウはネットで提供できるけど、
その個人への共感はネットでは提供できないのかなと。

 

いや、メールとかチャットとかである程度提供はできるんだけど、
対面の情報量・スピードにはまだまだ開きがあるなぁと感じました。

話はちょっと飛躍するけども、、
インターネットのみで人を管理するのには限界があるのかなとも予感しました。

 

※ちなみにちょっとツヨメの栄養士さんだったので、
責められたい願望のある男子は銀座店に行ってみる事をお勧めします。

 

以上、ダイエット分野におけるクックパッドの進撃(の片鱗)でした。

~3日間の禁煙と3日間の断食~ どちらが辛いか?

幸いにも禁煙が1カ月以上続いています。

一方で、体重が+3kg増えてしまいました。。。

ちょうどいいので、3日間の断食をしてどちらが辛いか検証してみました。

 

両方とも3日間は日記をつけていたので、
それを振り返ることでどちらが辛いか評価してみたいと思います。

 

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(画像出典:http://www.lifetime-weightloss.com/)

■禁煙3日間

>1日目
禁煙初日。朝起きてから30分おきにタバコの事を考える。
頭痛がして、脳みそに負荷がかかっているのを感じる。
「何かをしよう」と思うたびにタバコを思い出し、動き出せない有様。

>2日目
昨日よりかは少しマシな印象。
思考が散漫してしまい、思ったことを行動に移せない。
1時間おきにタバコが吸いたいという衝動がある。
眠気がひどい。

>3日目
飲み会を禁煙でしのぐことができた。
昨日より衝動は和らいだものの、頭が重いのは続く。
眠く、やはり思考に霞がかかっている感じがする。

 

■断食3日間

>1日目
思考が弱く、活力がわいてこない。
声が自然と小さくなる。
痛みの感覚が鈍感になっている印象を受ける。

>2日目
頭が鈍い。
お腹はもはや減らないものの、
見た目に疲労感が出てきた。

>3日目
今日で断食を最後にすると考えるとやや気が楽になった。
もはや体内に固形物はなく、体重は昨日と変わらなかった。
頭が鈍いのは変わらない。


■辛さを評価してみる。

振り返ってみると、、、、禁煙の方が辛かったです。。。

日記では伝わりずらいかもしれませんが、「何かしよう」と思う度にタバコが脳裏から離れなくなり、イライラしてしまうのが辛かったし、生産性もかなり落ちてしまいます。

 

禁煙も断食も初日が一番辛いのには変わりないですが、
断食は終わりがあるのに対し、禁煙初日はこの苦しみやイライラがずっと続くように感じ、これに絶望する側面が強い気がします。

 

ちなみに私のニコチン依存度はテスト(FTND)によると7点であり、
これは重度のニコチン依存と判定されます。
(依存度テスト:http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/31012.pdf)

 

実体験を以て言えることは

「重度のニコチン依存の人にとって、禁煙することは飯を抜くことよりも辛い」

ということです。

 

そして、この辛さは禁煙しようとした場合における失敗するリスクに直結します。。。実は多くの重度の喫煙者は自分は失敗することを予感し、不安の中で禁煙をしています。でも、見方を変えると断食より辛いのだから失敗するのも当たり前ですよね。

 

禁煙外来の先生曰く、
「失敗しても元の喫煙者に戻るだけです(笑顔)」
「100回失敗して、禁煙できない人はいません(超笑顔)」

 

喫煙サバイバー。~30年以内に喫煙者は10人に1人になる未来~

私は今、最も真剣に禁煙について勉強している素人です。

その立場から、たばこに関する意外な事実を紹介していきたい。

 

(1)今の時代、たばこはモテるのか?

思い起こせば高校時代にアウトローな雰囲気にあこがれてタバコを吸い始めたのがきっかけだったと思う。人のせいにはしたくないが、友人が吸っている姿をみて、そこに「大人」を見出したのだと思う。

喫煙場所はゲーセンのトイレ、公園、橋の下。。。
悪いことをしているというスリルとタバコのもたらすワイルド感がこの行いをドライブさせていた気がする。

それから10年が経過した今、

タバコを吸うことはまだまだ「かっこいい事」なのだろうか?

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※参照:タバコを吸わない男性の●割は、喫煙女性を嫌う傾向があることが判明 | マイナビニュース


上記アンケートが言っていることは少なくとも今の日本においては
タバコを吸っていることは「かっこよく」もないし、「モテる」ことではない。

 

一方で、相対的に割合の高い2つの集団がある。
●喫煙男性の5人に1人はたばこはかっこいいと思っている。
●喫煙女性の4人に1人は魅力的だと思っているという点である。

しかし、この喫煙者はすでにマイノリティなのです。
なぜなら2014年における喫煙率は男女で、それぞれ30%・10%なので、
この割合を上記に人達の割合とかけると、、、
●男性のうち、12%が喫煙をかっこいいと思っている。
●女性のうち、10%が喫煙する男性をかっこいいと思っている。

やはり一般論としてはタバコはモテない。

 

(2)たばこはなくなるのか?

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※参照:最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)

御覧の通り減少の一途をたどっている。

むしろ、男性喫煙率は1966年には84%もあったことは驚きだ。

さて、このペースで喫煙率が落ちた場合、いつたばこは消滅するのか?
yに0を代入して計算してみると、2049年と算出される。
あと、わずか34年で男性喫煙者はいなくなる(?)

 

ちょちょちょお兄さん、そんなまっすぐ落ちるわけないでしょー
というご意見もあるのも当然で、

実際はLopesらが1994年に提唱したモデルというのがある。

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※参照:おわりに|禁煙推進委員会

タバコが誘発するガンの代表である肺がんによる死亡数者数はまだまだ増加中であること。女性喫煙率がほぼ横ばいかつ、男性喫煙率が減少していることを考慮すると日本は第2期と3期の過渡期にいると考えられる。

今後の推移としては男性喫煙率は女性喫煙率を下回ることなく、徐々に両者の喫煙率は近づいていくことが予想される。となると、

 

日本における第4期は10%以下で着地する可能性が高いと予想される。

 

言い換えるなら、
あと30年以内に男性喫煙率は20%以上の幅落ちるということ。

現時点で喫煙者の20代・30代・40代は30年後も生きている公算が高いわけで、
この世代はこれから非喫煙者への道を歩む可能性が高いと思われる。

オリンピックもあるし、きっと禁煙は加速する。
禁止や環境から強制される前に、
たばこから離れるというのがこれからの喫煙者の賢い選択ではないでしょうか。

 

(あとがき)

ちなみに私が禁煙しようと思った理由は、ほとんど海外のITエンジニアが集まるミートアップにおいて、喫煙可の会場でありながら、喫煙していたのが50名以上いる中で私だけだったのに衝撃を受けたからです。その時、悟りました。喫煙は世界的に見てクールじゃないと。。。※禁煙6日目