ポーカーで生存できるか@マニラ No.15
空港近くに宿を移し、今週は場所を決めて通うというをテーマにしています。
10/20でリハビリを続けてましたが、現地の人は基本的にみんなかたくて、
もっともポットが大きくなるのがオープンレイザーが5BB程度にレイズして、それを5人くらいがコールするという状況が生まれた時。
こうなるとフロップでコミットする人が現れて、オールインになります。テーブルの平均スタックが25BB程度なので当然そうなります。ターン、リバーで打ちあうなんてことはほとんどないので、これって多分経験値としてもあまり積めないなーと感じてきたので、リハビリは終了とし、主戦場を25/50に移してバンクロールの回復を狙います。
さて、以前のブログで100ハンドで30BB程度稼ぐ人が他の人に対してエッジをどのくらい持っているのか、ということを計算してみました。
===引用開始===
100ハンドプレイ後に平均で125BB勝つ人は、
他のプレイヤーに対して5.89%のエッジを持っており、
100ハンド後には83BB~167BBの範囲にいる(95%信頼区間)。
===引用終了===
そんでもって、ふと思ったんですが、
ケリー基準を適用させればバンクロールのうち、何パーセントをリスクにさらせるのかが計算上明らかになるな、と。
ケリーの公式というのは継続投資において、
エッジとオッズが分かっている場合に資産の何パーセントをベッドすべきかという計算式のようなもので、理論上、最高のパフォーマンスを出します。
<<参考>>
http://www.geocities.jp/y_infty/management/k_formula_1.html
天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話 | ウィリアム パウンドストーン, William Poundstone, 松浦 俊輔 |本 | 通販 | Amazon
で、実際に計算してみたいと思います。
P(勝率)=50%
R(オッズ)=(167-100)/(100-83)=3.94
5.89%のエッジがある人は100ハンド後には95%の信頼度で83BB~167BBの間にいることから、勝率50%でオッズが3.94の勝負をしているとゲームを簡略化してみます。
*ちょっと強引ですが。。。
f=((3.94+1)0.5-1)/3.94=37.3%
バンクロールの37.3%をかけるべき、という答えが出ました。
でも、あくまでもこれは飛ばない前提で、ゲームを簡略して出した答えにすぎません。
実際には自分がテーブルで一番うまい=エッジがあることなんて希だし、ドンキーが死ぬ気でアンダーザドッグを引きに来て、引かれたら飛んでしまうこともあります。
そういった現実面とリスクを鑑みるとケリー基準の25~30%くらいで見ておいた方が安全だと思われます。俗に言う半分ケリーをさらに半分にしたので、かなり保守的と言えます。
f=37.3×(25~30%)=9.325~11.19%
つまり10%程度が一つの目安になりそうです。
■戦績
4/6 10/20 6hプレイ@メトロ -2500
4/7 25/50 8hプレイ@Solaier -3825
結果 -6325
バンクロール:68745
負けが込んできましたが、ここが踏ん張りどころでしょう。
先ほど計算したバンクロールの10%=6000を上限に25/50で打ち続けます。
最悪の場合、あと10日ほどで私のマニラのポーカーライフは
終止符を打つことになるかもしれません。
正直、失敗に終わるのはすごく怖いです。
プレッシャーでハゲそうです。
でも、まだ心は折れてません。
たまにはいいことも報告できるよう頑張ります。